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広島皆実のエース金島は7戦ぶりゴール

[ 2009年1月11日 06:00 ]

<広島皆実・鹿島学園>後半12分、先制ゴールを決めた広島皆実・金島悠太(中央)は指を突き上げ喜び爆発

 【全国高校サッカー 広島皆実1―0鹿島学園】苦しんだストライカーが決勝ゴールを挙げた。後半12分、広島皆実は右サイドのDF村田のグラウンダーパスをFW金島が押し込んだ。0―0の均衡を破る貴重な決勝ゴール。県大会準々決勝以来7試合ぶりの得点に「監督から“1年間の取り組みを評価しているから出し続ける”と言われていました。期待に応えられて良かった」と喜んだ。

 県大会は準々決勝の山陽戦の4得点など、チーム最多の9ゴールを量産したが、今大会は4試合ゴールなし。金島は「焦りがあった」と素直に振り返った。創部62年目で初めて勝った準々決勝に続く準決勝突破。68年度に準優勝した山陽以来、40大会ぶりの広島県勢の決勝進出を引き寄せた。

 大半が中学時代にJリーグの広島の育成組織に所属しながら、ユースに昇格ができなかった選手たちだ。だが、昨年に広島ユースを下してプリンスリーグU―18中国を制するなど、高校進学後に成長してきた。「オレたちでも勝てるということを結果で出したい」と松岡主将。67年度の山陽(洛北との両校優勝)以来、41大会ぶりの広島県勢優勝を見据えた。

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2009年1月11日のニュース