新顔に期待！岡ちゃん０９年は「ＩＴ革命」

合宿初日から軽快な動きを見せる石櫃洋祐

　日本代表の岡田監督が「ＩＴ革命」を巻き起こす！雪もちらついた合宿初日から、指揮官のハートだけは新戦力の台頭に熱くなっていた。練習後、自らの解説付きで２人のニューフェースを紹介する力の入れようだ。

　まずは頭文字「Ｉ」の石櫃（いしびつ）。「左右のサイドバック（ＳＢ）が４人ほどで固まっている中、石櫃に活性化してもらいたい。身体能力が高く可能性を感じる」と話した。ＳＢと言えば、内田、駒野、長友、安田が常連組。ここに新たな下克上を期待した。
　もう１人は「Ｔ」のボランチ谷口。「代表でももっとも層の厚いポジションだけど、２列目から知らず知らずに前線に上がる。あの得点感覚に、彼にしかない魅力を感じる」と絶賛した。

　２０日のアジア杯予選イエメン戦に向けた今合宿には昨季、負荷の多かった選手を選考から外した。だが、決してやみくもな選考ではない。「勝つためには若いとか年寄りとか関係ない。同じようにチャンスがあるなら若手には伸びしろがある」。これが岡田の哲学だ。“ＩＴ革命”が岡田ジャパンに新たな風穴を開ける。