今週の丸山元気!

カイトレッド 牝馬同士ならもっとやれていい

[ 2019年12月7日 19:25 ]

今週は土曜中京、日曜中山で合わせて14鞍に騎乗します。テン乗りの馬が多いですが、今週もいい結果を残せるように頑張りたいと思います。

カイトレッド(土曜10R)は中間乗っていないので状態はわかりませんが、牝馬同士ならもっとやれていいと思っています。

ユールファーナ(日曜3R)は先週、今週と追い切りで乗りましたが、いいですね。走る馬だと思っていますし、2戦目で楽しみにしています。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rダッチマン ☆☆
芝ではもうワンパンチ欲しい競馬続きだったが、調教の動きは悪くはなく、ダートで詰めの甘さをカバーできれば上位食い込みがあっても。前走上々の時計で2着したシルバージャック、余裕残しの初戦でも4着と上々の内容だったキワミ、血統からダート替り歓迎のキルシェンロートが上位候補か。

2Rルソンデュレーヴ ☆
未勝利勝ち時の時計は悪くはないが、1勝クラスに昇級後の内容が一息。叩いた効果で少しでも前進があればいいが…。調教で好時計をマークしているサルトアトランテ、前走は揉まれて力を出し切れなかったエイシンポジション、先行力があるアオイツヤヒメが上位候補か。

8Rアグリューム ☆☆☆
前走は既走馬相手に鋭い決め手を使いデビュー勝ち。骨折明けになるが乗り込みは十分。素質は高く休み明け、昇級戦でも上位争い可能。安定感が出てきたレッドヴァール、末脚堅実なレッドクレオス、渋太さがあるマイネルプリンチペが強敵か。

9Rディープスピリッツ ☆
過去に現級でも好走歴はあるが、近走がワンパンチ足りない競馬続き。展開の助けがないと上位争いまでは…。末脚堅実なノイーヴァ、叩いて動きが良くなったアイタイ、中京替りは好材料のシールドヴォルトが上位候補か。

10Rカイトレッド ☆☆
前走は牡馬混合戦の重賞で、勝ち時計も速過ぎた印象。2走前に少差の競馬をしているように、牝馬限定戦の1勝クラスなら変わり身があっても。好仕上がりで競馬センスも良いフェアレストアイル、前走上々の粘りを見せたピュアカラー、前走楽勝のソーユーフォリアが上位候補か。

11Rカヴァル ☆☆☆
前走の新潟記念は11着に敗れたが、直線で前が塞がり不完全燃焼。2走前に今回人気の一角でもある素質馬サトノソルタスを負かしていることなど、過去の対戦比較から重賞でも通用する下地はあり、スムーズな競馬ができれば変わり身があっても。気難しい面が徐々に解消し能力を出せるようになったマイネルサーパス、共同通信杯2着など地力上位のサトノソルタス、昨年のこのレースの3着馬ロードヴァンドールが強敵か。

12Rヤマニンペダラーダ ☆☆☆
過去に現級2着2回があり、中京1200メートルも勝ち鞍あり。末脚は堅実なタイプで、展開ひとつで上位食い込み可能。前走ハイペースを先行して2着と強い内容だったウィズ、決め手上位のジューンシルフィア、前走は出遅れが応えたサンノゼテソーロが強敵か。


日曜日
3Rユールファーナ ☆☆☆
前走は中団から脚を使うも、展開が向かなかった印象。丸山騎手の評価は高く、2戦目で上位争い可能。前走は不利があったネオストーリー、芝に戻るスズノヤマト、前走は外々を回るロスがあったエレガンテレイナが強敵か。

4Rクロスセル ☆☆
初戦は太目残りが応えたのか、直線で伸びを欠き6着。中間の調整過程は前走以上で、レース振りから距離延長も歓迎。変わる可能性は十分。大型馬で叩いた上積み十分のトーヨースターオー、渋太さがあるフルールエトワール、前走ゴール前の末脚が目立っていたスレプトンが上位候補か。

5Rロブソンテソーロ ☆
乗り込み量は豊富だが、まだ鋭さに欠ける印象。素質はありそうだが、使いつつ良くなるタイプか。一追い毎に動きが良くなっているインターミッション、好馬体のフェアリーグルーヴ、最終追い切りで好時計をマークしたタツシデンが上位候補か。

6Rソフィスティケイト ☆☆
併せ馬で渋太さを見せており、動きも水準級。ダート向きのパワフルさもあり、初戦から差のない競馬ができそう。古馬相手に互角の動きを見せているミュアウッズ、一追い毎に時計を詰めているレディーフラッシュ、入念に乗り込まれているカリカンテが上位候補か。

7Rバカラ ☆☆☆
2走前は出遅れて3着だったが、スタートが決り好位で運べた前走は直線で楽に抜け出し快勝。大型馬で叩いた上積みも大きく、昇級でも上位食い込み可能。昇級初戦の前走で2着とメドを立てたショウナンマリオ、大型馬だがセンス十分で器用さがあるキタノオクトパス、距離を延して前走楽勝したフルデプスリーダーが強敵か。

11Rテーオージーニアス ☆☆☆
前走は直線平坦の京都で勝ち馬に逃げ切り勝ちを許したが、長くいい脚を使い2着と中身の濃い内容。タフさが求められる中山に替わるのは好材料で、末脚の生きる流れになれば上位争いも可能。GIフェブラリーS5着や交流GI2着などG3なら実績上位のコパノキッキング、中山ダート1200メートルを2走前好時計で楽勝しているゴールドクイーン、好位で器用に立ち回れるタテヤマが強敵か。

12Rテンワールドレイナ ☆☆
2勝クラス昇級後は一息の成績だが、東京の瞬発力勝負では分が悪かった印象。今回と同じ中山マイルで2勝。ベストの条件で変わる可能性も。自在性があるインテンスライト、叩いて動きが良くなったトゥザフロンティア、距離短縮で前走メドの立つ末脚を見せたロードプレミアムが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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