【札幌新馬戦】キングストンボーイ、いざクラシック第一歩 エポカドーロ半弟、ルメール絶賛「いい馬」

[ 2020年8月14日 05:30 ]

キングストンボーイ(撮影・千葉茂)
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 今週は札幌の2歳戦に注目だ!18年皐月賞馬エポカドーロの半弟キングストンボーイ(牡=藤沢和、父ドゥラメンテ)が日曜5Rの新馬戦にスタンバイ。名手クリストフ・ルメール(41)も絶賛する良血馬がついにベールを脱ぐ。

 「いい馬。走ります。能力がありそうですよ」。数々の名馬の背中を知るルメールが追い切り直後に賛辞の言葉を並べた。その馬こそ、ドゥラメンテ産駒のキングストンボーイだ。管理する藤沢和師は「順調です。久しぶりにクリストフ(ルメール)に褒められました」と冗談を交えつつ、満足そうな笑みを浮かべた。馬名の由来となったのはジャマイカの首都キングストン。ジャマイカ出身の陸上界のスター、ウサイン・ボルト氏のような存在を目指せる競馬界のスター候補だ。

 同厩舎のダービー馬レイデオロと同じミスタープロスペクター4×3の「奇跡の血量」を持つ血統も一流だ。母ダイワパッションは2歳時にフェアリーSを制し、3歳時にはフィリーズレビューを勝った活躍馬。半兄には18年の皐月賞馬で、5日に現役引退を発表したエポカドーロ(父オルフェーヴル)がいる。バランスのとれた約480キロの迫力満点のボディーも目を見張る。

 もちろん、名門・藤沢和厩舎の期待も大きい。トレーナーは「若い馬だし、今がどうこうじゃないけど、素質は高いよ」と評価する。一方で「ちょっと気の難しい面があるね」と苦笑い。そこでゲート試験合格後はいったん放牧に出して、じっくりと態勢を整えてきた。気性面を考慮して、慌てず騒がずのFUJISAWA流だ。12日の札幌芝コースでの最終追いでは、ルメールと初コンタクト。シークレットアイズ(4歳1勝クラス)を2馬身追走して、楽な手応えで併入した。馬なりでの5F68秒9~1F12秒3は強調するほどの時計ではないが、藤沢和厩舎が追い切りで数字を求めないのは今に始まったことではない。

 名手と名門トレーナーの期待の素質馬。レイデオロと同じタッグで、名伯楽最後のダービーへ。北の大地から、スターホースへの第一歩を踏み出す。

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