レジェンド2人ビックレースでの競演見たい

[ 2020年1月17日 05:30 ]

武豊とデットーリ
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 【競馬人生劇場・平松さとし】開幕2週を終えて8勝。リーディング3位というスタートを切ったのが武豊騎手だ。今週末も愛知杯ではアルメリアブルーム、日経新春杯ではレッドジェニアルといずれも有力馬に騎乗予定。この3月が来れば51歳となる大ベテランだが、衰えは感じられない。

 昨年の暮れ、そんな現役でいながら伝説と化した彼と同じく海の向こうのレジェンドジョッキーであるフランキー・デットーリ騎手と一緒に食事をさせていただく機会があった。
 互いに世界中での経験が豊富な上、人並み外れた才能と理念を持ち合わすトップジョッキー。彼らの会話は、一から十まで全て勉強になった。

 例えばデットーリ騎手。17、18年と凱旋門賞を連覇したエネイブルについて、武豊騎手が「常に堂々としているよね?」と聞くと、主戦騎手は厩務員の性格の問題かも、と答えた。いわく「厩務員が凄くおっとりしているので、彼の扱う馬は皆、ああいう感じになるんだ」と。

 また、食事中、英国の自宅にテレビ電話をしたデットーリ騎手が、画面越しに家の間取りを説明しだした時には、武豊騎手と私とで思わず笑ってしまった。ホテルと見間違うばかりの家の一部屋一部屋を奥様に歩かせて撮影。「ここは凱旋門賞のトロフィーなどを飾っている部屋」「これが飼っているロバとエミュー」といった感じでうれしそうに説明するデットーリ騎手を見て「フランキーでもこんな自慢するんですね!?」と笑ってしまったのだ。

 さて、ひと足早く開幕した日本の競馬では、冒頭に記したように武豊騎手が上々のスタートを決めた。英国のシーズンが幕を開ければ当然、デットーリ騎手もまた活躍することだろう。今年は国内外のビッグレースで2人がしのぎを削るシーンが見られることを期待したい。なお、2人の対談を今月末に発売の月刊優駿に記しております。ご高覧ください。(フリーライター)

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