アーモンドアイ牝馬9年ぶり制覇!ルメールが盾3連覇「令和最初の天皇賞勝てて嬉しい」

[ 2019年10月27日 15:55 ]

<天皇賞・秋>レースを制したアーモンドアイの鞍上でガッツポーズするルメール(撮影・尾崎 有希)
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 秋の中距離王決定戦「第160回天皇賞・秋」(G1、芝2000メートル)は27日、東京競馬場で行われ、ルメール騎乗の1番人気アーモンドアイ(牝4=国枝厩舎)が優勝、今年のG1初勝利を飾り、G1通算6勝目を挙げた。

 好スタートを切ったアーモンドアイはレース中も好位につけ、最後の直線で内から一気に抜け出すと3馬身差の圧勝劇となった。2着はダノンプレミアム、3着にアエロリットが入った。2番人気のサートゥルナーリアは6着だった。

 勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラの血統。通算成績は10戦8勝。牝馬の天皇賞制覇は2010年秋のブエナビスタ以来16頭目。牝馬としてはウオッカ(7勝)、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ(6勝)、メジロドーベル、アパパネ(5勝)に次ぐ史上6頭目の中央G1・5勝馬となった。

 鞍上のルメールは、先月のスプリンターズSのタワーオブロンドンに続き中央G1通算27勝目。昨年秋からレイデオロ、フィエールマン、アーモンドアイで天皇賞3連覇となり、異なる3頭での優勝は史上初。管理する国枝師は、このレースが中央G1通算16勝目となった。

 快挙達成のルメールは、レース後に日本語でインタビューに応じた。

――3馬身差の圧勝劇。

 「安心しました。休み明けで馬が走りたいか分からなかったけど、アーモンドアイは素晴らしい馬なので伸びてくれた」

――ずっとインコースを走った。

 「2番枠で2000メートル。別の位置にはいけないと思った。アエロリットとサートゥルナーリアの後ろでいいポジションだった。サートゥルナーリアをマークしていたが、少し早めに止まったので内側にスペースがあったので」

――殊勲の盾3連覇となった。

 「平成最後の天皇賞を勝ち、令和最初の天皇賞を勝つことができて凄く嬉しいです。一番大事なのは馬のこと。アーモンドアイが能力を出してくれた。みんな喜ぶと思う」

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