【キーンランドC】スマッシュ快勝、川田は重賞騎乗機会4連勝

[ 2019年8月26日 05:30 ]

<キーンランドC>1番人気に応え、1着となったダノンスマッシュ
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 世界の名手が集った夏の札幌が、川田将雅(33)の独壇場となった。「第14回キーンランドC」をダノンスマッシュで制して重賞騎乗機会4連勝を決めると、ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)も逆転で初優勝。クールなリーディングジョッキーが凱旋門賞参戦を控える秋に弾みをつけた。

 今年の夏競馬は川田のためにある。土曜札幌6RでJRA年間100勝一番乗りをステップに、日曜札幌メイン・キーンランドCを初騎乗のダノンスマッシュで快勝。ハイペースを中団外めで追走。ゴール前でグイッと抜け出し、1番人気の支持に応えた。これでクイーンSミッキーチャーム、小倉記念メールドグラース、札幌記念ブラストワンピースに続き、重賞騎乗機会4連勝。落ち着いた口調でレースを振り返る。

 「リズム良く走れていたとは思いますが、4角でいい形にならなくて張り出されて、外を回るしかない流れになりました。苦しい形となりましたが、それで捕まえてくれるんですからね。能力があることは再確認できました」

 高松宮記念は内有利の馬場に泣いて4着。その後は6月の函館スプリントSに出走予定だったが、禁止薬物騒動のあおりを受けて競走除外。再度の放牧で立て直し、ここは5カ月ぶりの実戦だった。川田が師匠の安田隆師の管理馬で重賞を勝つのは、11年CBC賞のダッシャーゴーゴー以来8年ぶり。安田隆師は「川田が言っていたように強い競馬ができました」と破顔一笑。調教師と騎手、それぞれの部門でリーディングを快走する師弟が、改めて存在感を見せつけた。

 重賞Vをクライマックスとして、川田劇場はエンドロール…と見せかけてもうひと山。12RのWASJ第4戦を6番人気プレシャスブルーで快勝し、WASJも逆転優勝。チーム対抗戦でJRA選抜を勝利に導いた。表彰式では真顔のままウイットに富んだセリフ。

 「“こんな顔”をしていますが、実は凄く喜んでいます。(2位の)クリストフ・ルメールを見下ろせているのは気持ちいいですね」

 秋のG1開幕戦スプリンターズS(9月29日、中山)では引き続きダノンスマッシュとコンビを組み、翌週にはフランスへ。自身3回目となる凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン)にブラストワンピースで挑む。川田からKAWADAへ。クールな33歳の進化は止まらない。

 ◆ダノンスマッシュ 父ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット(母の父ハードスパン)牡4歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・ダノックス 生産者・北海道新ひだか町ケイアイファーム 戦績13戦6勝 総獲得賞金2億732万3000円。

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