【桜花賞】アレグリアふわり弾んだ!馬なり12秒7柔らか仕上げ

[ 2019年4月4日 05:30 ]

併せで追い切ったグランアレグリア(左手前)(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 さあ、歴史的鉄砲Vへ!!牝馬クラシック第1弾「第79回桜花賞」の最終追いが行われた。美浦ではGI・27勝を誇る名伯楽・藤沢和雄師(67)が豪華2頭出し。昨年12月朝日杯FS3着以来のグランアレグリアが先行→先着のリズム重視の柔らか仕上げで態勢を整えた。桜花賞史上初の「年明け初戦馬のV」の偉業はなるのか!?桜花賞の枠順は4日、確定する。

 藤沢和厩舎の強力2頭出し。時計はほぼ同じでも、意図の違いに名伯楽の苦心が見て取れた。杉原(レースはルメール)を背にWコースに入ったグランアレグリアはウェストブルック(4歳500万)から4馬身先行。手綱を押さえたまま、体を併せて競り合うこともなく1馬身半先着した。5F69秒0~1F12秒7(馬なり)。

 動きを凝視していた藤沢和師が納得顔でうなずく。「掛かる馬だからね。速い馬の後ろにつければ折り合いはつけやすいけど、張り切ってやる必要もない。2歳の頃は気負ってなだめるのが大変だったが、落ち着いて走れていた」

 パートナーと体を並べなかったことでムキになることもなく、従順に折り合いがついた。体もふっくら見せ弾むような走り。細心の仕上げの効果もあり、着実に大人の階段を上っている。
 では、なぜぶっつけか?異例のローテはファンの最大の関心事だろう。牡馬相手の朝日杯FS(3着)以来、中111日での参戦。1939年創設の桜花賞で「年明け初戦の馬」が制した例は昭和~平成を通じて、一度もない。

 師は「本当はトライアルから行きたかったけど、朝日杯の疲れがなかなか取れなかった」と明確な理由を明かした。その上で「中途半端に1回使うより牧場で調整した方がいい。時間をかけた分、休み明けでも十分乗り込めている」と桜一本に定めた効果に懸けた。

 昨年6月の東京新馬戦は「1分33秒6」の桜花賞優勝タイム級の圧勝で、ライバルのダノンファンタジーを一蹴。敗れたとはいえ、朝日杯FSでは次週皐月賞の有力候補アドマイヤマーズに0秒4で差なく続いた。

 「今思えば、朝日杯も(阪神まで)遠くに行って、初めてのコース。牡馬相手によく頑張っている。デビュー戦が強い競馬。2歳の6月にあれだけの時計で走れる馬はそうはいない。もちろん他の馬も成長していると思うので、強い馬に胸を借りるつもりでいます」

 勝てば、昨年アーモンドアイの中89日を上回る異例の鉄砲V。平成最後の桜舞台にどんなドラマが待っているのか?バトンは、昨年の優勝騎手ルメールに託された。

続きを表示

「AJCC」特集記事

「東海S」特集記事

2019年4月4日のニュース