【川崎・クラウンC】ホールド逃げ切り重賞初V

[ 2019年4月4日 05:30 ]

クラウンCを首差で制したホールドユアハンド(右)
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 1、2着馬に「第64回羽田盃」(24日、大井)の優先出走権が与えられるトライアル「第22回クラウンカップ」(S3)が3日、川崎競馬場で行われた。2番人気のホールドユアハンドが逃げ切り優勝、重賞初制覇を成し遂げた。また、2着サクセッサーまでが権利を獲った。

 1Rで騎乗予定の左海が負傷し急きょ乗り代わりとなった戸崎が見事な大仕事をやってのけた。「1コーナーの入りをあんなにやさしく乗って流れに乗った騎乗は久々に見た」と小久保師が絶賛したように、好スタートからハナを奪うときついカーブを難なくクリアしてマイペースに持ち込んだ。直線を向いたところで2着馬に外から馬体を併せられたが、勝負根性を見せてもうひと伸び。首差振り切ったところがゴールだった。「道中リズムよく走っていたし、直線も並ばれてもう一度反応した。いい仕事ができた」と戸崎は満足顔。次走は「(権利は獲ったが)馬の状態を見てから」(同師)決められる。

 2着サクセッサー(石崎)勝てると思ったが追ってから一息だった。腰の甘いところがあるから、そこが良くなれば。

 ◆ホールドユアハンド 父エスポワールシチー 母ハートフルビコー(母の父ゼンノメイジン) 牡3歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・山口裕介氏 生産者・北海道浦河町の斉藤政志氏 戦績10戦5勝(南関東5戦4勝) 総獲得賞金3170万円。

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2019年4月4日のニュース