坂本龍一さん かなわなかった高橋幸宏さんとの面会 直前入院でニアミス…残した激励メッセージ

[ 2024年4月8日 17:27 ]

坂本龍一さん
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 音楽家の坂本龍一さん(享年71)の人生最期の日々を記録したNHK「NHKスペシャル Last Days 坂本龍一 最期の日々」(後9・00)が7日、放送され、「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーだった高橋幸宏さん(享年70)とのかなわなかった訪問の様子が明らかになった。

 坂本さんは昨年3月28日に死去した。晩年は14年に中咽頭がん、20年には直腸がんを患うなど、病との過酷な闘いを続けた。同じころ、高橋さんも脳腫瘍を患っていた。

 22年10月、坂本さんは軽井沢にある高橋さんの自宅を訪ねたという。ところが、高橋さんの体調が思わしくなく、直前に入院。ニアミスで会えずじまいだったという。高橋さんの妻・喜代美さんは「幸宏さんは入院中だったけど、教授(坂本さん)が決行して来てくれて。気候が良くて、幸宏さんがいつもワンコとじゃれていたテラスに、教授も同じ場所に座って。自分の治療で大変な状況にもかかわらず、メッセージを書いてくれて」と、当時の様子を振り返った。

 坂本さんは、高橋さんに「高橋幸宏さま 生き直そう。坂本龍一」とメッセージをしたためたという。喜代美さんによると、それを見た高橋さんは「僕、頑張るからね。教授、僕、頑張っているから大丈夫だよ」と誓っていたそうで、「(坂本さんが)来てくれた時の写真を見せて、幸宏さんすごいうれしそうな顔をして、その写真を見ていたので。特殊な関係性なのかもしれないですね」と話していた。

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