「虎に翼」今度は“男装の麗人”水の江瀧子が“登場”再び前作「ブギウギ」ネタ?ネット話題「梅丸と共存」

[ 2024年4月8日 08:15 ]

連続テレビ小説「虎に翼」。山田よね(土居志央梨)(C)NHK
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 女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は8日、第6話が放送された。劇中の台詞に昭和の女優・水の江瀧子が登場。インターネット上で話題を集めた。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第6話は、昭和7年(1932年)。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した猪爪寅子(伊藤沙莉)のクラスには、女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユキ)や留学生の崔香淑(ハ・ヨンス)らがいる。「女性に弁護士資格が認められる法改正は間もなく」という学長の言葉や、穂高教授(小林薫)との再会もあり、寅子はやる気に胸膨らむ。しかし、新入生案内が終わると、張り切る寅子に、山田よね(土居志央梨)は「ヘラヘラして、うっとうしい」と言い放つ…という展開。

 迷子になった寅子が声を掛け、振り返ったのは男装のよね。寅子は「素敵!水の江瀧子みたい!」と笑みを浮かべた。

 水の江瀧子は昭和3年(1928年)、「東京松竹楽劇部」(のちの松竹歌劇団)に1期生として入団。異例の短髪で「男装の麗人」の異名を取り、「ターキー」の愛称で1930~40年代に国民的人気を博した。

 のちに「ブギの女王」として国民的歌手となる笠置シヅ子は昭和2年(1927年)、「大阪松竹楽劇部」(のちのOSK日本歌劇団)に入団。昭和3年、東京松竹楽劇部の応援公演のため初上京し、瀧子と初対面。瀧子の舞台化粧を施し、以降も交流が続いた。

 笠置シヅ子は前作の朝ドラ「ブギウギ」のヒロイン・花田鈴子(福来スズ子)(趣里)のモデル。「虎に翼」初回(4月1日)には、鈴子が入団した「梅丸少女歌劇団」が寅子の台詞に登場したばかり。第6話の「水の江瀧子」は、再び「ブギウギ」の世界と“つながる”展開となった。

 SNS上にも「水の江瀧子!ターキー!ここでも『ブギウギ』とつながった」「梅丸少女歌劇団と水の江瀧子が共存する世界」「ここで水の江瀧子、ターキーの名前を出してくるとか、完全に『ブギウギ』意識しているのねw」などの声が上がった。

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