吉村府知事“万博出禁”発言 盟友・橋下徹氏も「マズいと思った」「冗談でもやっちゃいけない」

[ 2024年4月3日 19:50 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が3日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。大阪維新の会代表を務める吉村洋文大阪府知事(48)が2025年大阪・関西万博を巡り、テレビ朝日の情報番組「モーニングショー」のコメンテーター・玉川徹氏を“出入り禁止”にすると発言した問題についてコメントした。

 自身も政治家時代、ワイドショーのコメンテーターを「“バカ!ボケ!”とののしっていた」という橋下氏。それでも自身の中で「自分の行動で相手の自由を奪うようなペナルティーを加えること、特に出禁とか行かせないとかペナルティーを加えさせることはマズい」と基準を決めていたそうで、「今回の吉村さん、これはマズいなと思った」と受け止めを語った。

 「維新は自由を重んじる政治グループだと僕は作ったつもりなので。今回、政治的な発言を超えちゃって、ちょっと自由のところに踏み込んだ、冗談であったとしてもこれはやっちゃいけない」と盟友の“炎上”に本音を漏らした橋下氏。

 吉村知事は1日に記者団の取材に応じた際、「出禁にする権限は全くない。それを前提にした発言」と釈明。万博批判は報道機関としてあるべき姿だとした上で「それが非常に偏り過ぎている。賛否両論ある中、公共の電波である以上、公平にやってもらいたいという思いを込めた政治的主張」「政治の集会で、許されるべきだと思う」と述べている。

 しかし橋下氏は「コメンテーターの僕が言う分にはいい、民間人だから」とし、「吉村さんは権限がないとは言うんだけれど万博協会の副会長でもあるから。今回の発言はいくら維新の政治集会の中でも、これはちょっとやり過ぎだと思う」と話した。

 万博は市長時代の橋下氏らが提唱。官邸への働きかけがあり、政府が誘致に動いた。準備・運営を担うのは日本国際博覧会協会(万博協会)で、吉村氏は知事として副会長に名を連ねている。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年4月3日のニュース