金子恵美氏 これからも守っていきたい旧月潟村の「首都圏つきがた会」

[ 2024年4月3日 04:30 ]

かぼちゃ電車を形どった箱に入ったお菓子
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 【金子恵美の見つけた新潟】長い冬が終わり、ようやく春がやってきましたね。3月に入ってからも寒の戻りもあり、一向に暖かくなかったので心配していましたが、必ず春は訪れるものですね。先週は各地で桜の開花宣言が出され、暖かさとともにここから一気に桜が咲くことでしょう。満開の桜を楽しみにしている今日この頃です。

 さて先週末、私は桜の名所、上野に行きました。上野恩賜公園でのお花見を楽しもうと国内外の観光客で大にぎわいでした。その上野で、私の出身地である旧月潟村の集まりがありました。「首都圏つきがた会」の総会が上野の新潟県人会館で開かれたので参加してきたのです。

 首都圏近郊にお住まいの旧月潟村(現新潟市南区)出身者の会員に加え、地元月潟からの参加者も駆けつけ、盛大に開催されました。いわば、東京で開かれる村の同窓会のような、お祭りのような、少しワクワクするイベントなのです。

 実は、この会は父が村長時代に立ち上げた会だったので、その意思を継いで議員時代にも毎年欠かさず参加していました。ただ、コロナ禍もあって近年は参加できていなかったので、久々に行った県人会館が建て直してきれいになっていたのにも驚きました。

 この日は、創業者が新潟県出身であり、東京新潟県人会の平辰名誉会長の会社である「吉池」のお弁当をいただきながらの懇親会で、お土産は月潟の「まさや」さんの味噌まんじゅうや、昔あった新潟交通のかぼちゃ電車をかたどった箱に満載の月潟のお菓子でした。もう、何もかもが「見つけた!新潟」でした。

 こうした郷人会は年々会員数が減ってきたり、市町村合併などによってそもそも会自体を解散したりする地域もある中で、なんとか残していってほしい組織です。亡くなった父の思いを大切に、私も「首都圏つきがた会」を守っていきたいと思います。(コメンテーター)

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