小澤征悦 初出演の映画で初歩的な失敗「撮影ってこういうことなんだと初めて思いました」

[ 2024年4月3日 17:38 ]

小澤征悦
Photo By スポニチ

 俳優の小澤征悦(49)が3日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜前11・30)にゲスト出演し、映画初出演作の思い出を語った。

 99年公開の映画「豚の報い」(監督崔洋一)で映画デビューした。撮影は約1カ月、全編沖縄ロケだった。撮影の勝手も分からない中、ある時、ちょっとした失敗で怒られてしまったという。「カレーライスが出て、衣装が白いTシャツだったんですよ。沖縄の青年の役で。カレーを食べていたら、白いTシャツにこぼしちゃったんですよ。俺、こぼしちゃったと思って、全然悪気なく“ごめんなさい、カレーこぼしちゃいました”って言ったら、むちゃくちゃ怒られまして。そりゃそうですよね」。撮影は順撮りではなく、シーンごとにバラバラに撮っていたといい、「白いTシャツはいろんなところで使うんですよ。いきなりカレーのしみがあったり、なかったり」と振り返った。

 結局Tシャツは、スタッフが洗ってくれ、小澤はその間、上半身裸で待機していた。「沖縄のさんさんと照りつける太陽の下、こんこんと怒られましたよ。洗っていただいて、その時上半身裸で、横で待ってて。撮影ってこういうことなんだと初めて思いましたし」と、苦い思い出を明かした。

 撮影には父で世界的指揮者の故・小澤征爾さんも陣中見舞いに来てくれたという。「うちの家族がね、おやじも海外から帰ってきて、東京から沖縄まで飛んできて、撮影を見たいって」。ちょうどその日は、小澤演じる主人公が海に入り、亡くなった父に会うという幻想的なシーンの撮影だったという。「砂浜だからさえぎるものがないんです。俺は海の中にいるし。向こうがちょっとザワザワしていると思って見たら、砂浜の向こうの方から、うちのおやじが見えるんですよ。こっちに来るのがね。見えるんですよ。うちのリアルなおやじが。小澤征爾が歩いてくるのが見えるんです」。偶然の一致を明かし、笑わせた。

 小澤は「邪魔しちゃいけないと思うじゃないですか?だからずっと中腰で。そろーり、そろーり来てね。すげえ目立ってました」と、征爾さんの行動を回想。パーソナリティーの春風亭昇太は「かえって目立つわ」とツッコミを入れていた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年4月3日のニュース