植草克秀 紅白で「仮面ライダー!」曲紹介の真実 「リハーサルの時に加山さんが見ていて…」

[ 2024年2月18日 16:33 ]

植草克秀インスタグラム(@katsuhideuekusa)より

 俳優の植草克秀(57)が18日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)にゲスト出演し、NHK紅白歌合戦の歴史的な“珍場面”を振り返った。

 東山紀之(57)、錦織一清(58)と3人で80年代のアイドルブームを牽引。グループとしての活動休止後は、それぞれ俳優や演出など、それぞれの持ち味を活かして活動。東山はSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)社長として、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題の被害者救済・補償に専念するため、23年限りで芸能界を引退した。

 デビュー曲の「仮面舞踏会」で、85年の紅白歌合戦に初出場したが、その晴れの舞台で事件が起きた。白組司会の加山雄三が、曲紹介で「仮面ライダー!」とまさかの間違いをしてしまった、有名すぎるハプニング。「爆笑問題」田中裕二から「紅白の時はどう思ったんですか?仮面ライダー」と振られると、植草は「ちょうどスタンバイするのに聞こえてて」と振り返った。

 「“あれ?今、仮面ライダーって言ったよな”って、聞いちゃってて。隣にニシキがいて、“おいニシキ、今仮面ライダーって言わなかった?仮面ライダーって言ってるけど、俺たち大丈夫か?”って言ってる時に、ヒガシは落ち着いて“うん、大丈夫”みたいな」

 まさかのハプニングにも、クールな東山は平静を保っていたように見えたが、植草によるとその心中は穏やかではなかったという。「2人とも音楽が流れちゃったものだから、それでヒガシが焦っちゃったもんだから、ヒガシがズボンを脱いじゃってたっていう」。早着替えのタイミングで脱ぐべき衣装のズボンが東山だけ脱げてしまったといい、植草は「あいつが一番、落ち着いた顔してるくせして、あいつが一番焦ってたんですね」と、いじり気味に回想した。

 加山が曲名を間違えた理由について、植草は思い当たるふしがあるという。「たぶん一番最後に着ていた衣装が、ショッカーみたいな衣装だったんですよ。リハーサルの時に加山さんが見ていて、たぶんその時に“ショッカーみてえだな”と思ったと思うんですよ。それでたぶん仮面ライダーのイメージがあって」。衣装が「仮面ライダー」の敵キャラ・ショッカーを連想させるようなデザインだったようで、「“仮面ライダーと間違えないようにしないとなあ”というふうに考えていたらしいんですよ、加山さんが。後日談でね」と明かしていた。

 まさかの裏事情に、山本恵里伽アナウンサーは「意識の刷り込みって怖いですよね」と驚いていた。

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