ユーキャン新語・流行語大賞トップ10一覧 世間を騒がせた「ジャニーズ問題」は選出されず

[ 2023年12月1日 14:00 ]

旧ジャニーズ事務所
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 年末恒例の「2023ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞にプロ野球・阪神の岡田彰布監督(66)による「アレ(A.R.E.」が選ばれたほか、ノミネート30語の中からトップ10が発表された。「蛙化現象」「闇バイト」などネットで話題となったワードが選出される中、ノミネートされていた旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の性加害問題関連のワードは選出されなかった。

 先月発表されたノミネート30語には、旧ジャニーズ事務所関連として「性加害」や、会見で指名しない記者を記したリストが発覚したことでさらなる騒動を呼んだ「NGリスト/ジャニーズ問題」が選ばれていた。

 今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。事務所は61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板を降ろし、社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更。東山紀之が年内での芸能活動引退を表明し、社長に就任した。一方で、タレントとのエージェント契約およびマネジメント契約を行う新会社を立ち上げ、社名はファンクラブの公募で決めると発表。新会社の社長には、東山が就任予定だったが、ただガバナンス面の問題が指摘されたことなどから、女優のんとエージェント契約するコンサルティング会社「スピーディ」の代表取締役社長福田淳氏が社長に就任する方向に転換。今年世間を震撼させた大きなトピックとなったが、流行語入りはならなかった。

 また、豪華キャストと考察が話題を呼ぶミステリー展開で人気を博したTBS系ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」から、実在が噂される自衛隊の秘密情報部隊「別班」もノミネートされていたが、選出されなかった。

 「新語・流行語大賞」は84年にスタート。ユーキャンとの提携で04年から現在の名称に改称された。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。選考委員は、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムリスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

 トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)

◆新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
◆アレ(A.R.E.)【年間大賞】
◆OSO18/アーバンベア
◆蛙化現象
◆生成AI
◆地球沸騰化
◆ペッパーミル・パフォーマンス
◆観る将
◆闇バイト
◆4年ぶり/声出し応援

【選考委員特別賞】
◆I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)

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