GACKT “師匠”と慕った名優 演技を初めて教えてもらった「本当にもう、恋してたんですよね」

[ 2023年11月19日 12:05 ]

GACKT
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 歌手のGACKT(50)が19日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。師匠と慕った名優との交流を明かした。

 この日は映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(23日公開)で共演する俳優の川崎麻世(60)、歌舞伎俳優の片岡愛之助(51)とともに出演。プライベートでも親交があるという2人とともにトークをくり広げた。

 愛之助から「この世界に入ったきっかけ」を聞かれたGACKTは「3歳からずっと音楽をやっていて、いろいろな楽器をやるようになって、今、自分が生まれてきた証を残せるとしたら、自分には何があるんだろうと考えた時に、その時に自分が表現できるのが音楽しかなかったんですよね。実際に20歳から東京に出て、ソロ(アーティスト)になった」と説明。「その頃ぐらいから、歌を歌う人間は役者もできて当たり前だろう、って感覚があった。言語が違う表現っていう感じだったんですよ。やっぱりステージの上で、登場人物だったり、いろいろな思いを届けるという意味では役者とは表現が違うものの、同じベクトルの方向は向いているんではないかと感覚的にはあったので」と役者への思いも明かした。

 川崎から「緒形さんを尊敬されていて」と振ると、GACKTは「そうなんですよね。緒形拳さんさんがやっぱり演技っていうものを初めて教えてくださった方だったので」と、大河ドラマ「風林火山」(2007年)で共演し、2008年に亡くなった昭和の名優・緒形拳(享年71)との交流に触れた。

 「最初、言っていることが何、言ってるかわからなかったんですよね。“演じることとは演じないこと”ってボソッと言うんですよ。1回リハーサルで芝居をすると、本番までの間に時間が空く。その間に拳さんがバーッてきて、“さっきの表情、もう1回、やってみろ!”ってやると、“うーん、目がまだきついな、ちょっと笑ってみな”って。こんな感じなんですよ。笑うと、“その目いいな。その目でいこう”って。そういうやり取りを毎回、毎回、やっていただいて」と感謝した。

 この話に、愛之助も「凄く勉強になりますね。丁寧な方なんですね」と感心。GACKTは「本当にもう、恋してたんですよね、拳さんに。現場に何のために行くかっていうと、拳さんに会いに行く。何のために演技しているかっていうと、拳さんに褒められたいから演技しているっていうことをとにかくひたすらやってただけなんですよ。なので、きついとかしんどいとか一切なくて」と懐かしんだ。

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