宝塚大劇場での宙組公演、全日程中止を発表 11月10日開幕予定だった雪組公演も23日まで中止

[ 2023年10月20日 12:21 ]

宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団は20日、兵庫・宝塚大劇場で公演中止が続いている宙組公演「PAGAD(パガド)」「Sky Fantasy!」について、千秋楽の11月5日まで、全日程を中止すると発表した。

 さらに、11月10日に同劇場で開幕予定だった雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY」についても「生徒の心身のコンディションを最優先に対応させていただく」ため23日までの公演を中止するとした。

 劇団では先月30日、宙組生徒の1人が自宅マンションから転落死し、自殺を図ったとみられている。現在外部の弁護士による「調査チーム」を立ち上げ、宙組生徒らへのヒアリング等を行っている最中。しかし「調査にはまだ相応の時間を要する状況」とし「宝塚歌劇団といたしましては、調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況と考えております」と説明した。 11月24日以降の公演実施に関しては同17日中に発表するとしている。

 また、4年ぶりの開催となるはずだった「タカラヅカスペシャル2023」についても中止。「宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため、今回の開催を見送ることといたしました」とした。タカラヅカスペシャルは各組のトップスターらが1年に1度集うファンにとっても特別なステージでこの3年、コロナ禍で開催を見合わせていた。

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