25年朝ドラ「あんぱん」発表 脚本・中園ミホ氏「実は、やなせさんと文通してました」驚きの誕生秘話
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NHKは20日、2025年度前期の連続テレビ小説(第112作)について、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻をモデルとした「あんぱん」を放送すると発表した。脚本手掛ける中園ミホ氏は、過去に「やなせさんと文通していた」と告白。物語の誕生秘話を明かした。
国民的アニメ「アンパンマン」を生んだやなせたかしの物語。70歳にして生きる喜びを書いた「アンパンマン」のマーチの歌詞を生み出した背景には、戦前・戦中・戦後と激動の時代を、ちょっと気が弱くいたかしと共に生きた「ハチキンおのぶ」の存在があった。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどりつくまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を描く。
物語は、実在の人物である、小松暢(1918-1993)とやなせたかし(1919-2013)をモデルとするが、激動の時代を生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。
原作はなく、脚本は連続テレビ小説第90作「花子とアン」、フジテレビ「やまとなでしこ」、日本テレビ「ハケンの品格」、テレビ朝日「Doctor-X 外科医・大門未知子」など数多くのヒット作で知られる中園ミホ氏が手掛ける。
ヒロイン・のぶ役は、オーディションで決定する。近年、ヒロイン(主演)はキャスティング(オファー)起用が多く、東京制作の朝ドラとしては2018年「半分、青い。」(永野芽郁)以来7年ぶり。
のぶ役について、中園氏は「“ハチキンおのぶ”“韋駄天いだてんおのぶ”こと、小松暢さんをモデルにした朝田のぶがこのドラマのヒロインです。ハチキンとは、土佐弁で男勝りの女性のこと。県大会で優勝するほど脚が速く、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインです。彼女は、あの『アンパンマン』に登場する『ドキンちゃん』のモデルといわれています。いつも好奇心に目を輝かせ、“おなかがすいた~!”というのが口癖のチャーミングな妖精です」と説明した。
そんなのぶが生涯支えたやなせ氏については「彼ははっきり言って遅咲きの人です」と断言。「日本中の子どもたちの間でアンパンマンが大人気となり、漫画家として世間に認められたのは、なんと70歳になってからでした」と、その経緯を明かした。
やなせ氏の幼少期について「幼い時に父を病気で亡くしたやなせさんは、高知県の後免町ごめんちょうにある伯父の家に引き取られ、やがて戦争が始まり、出兵します」といい、「終戦後の混乱期、二人は高知新聞社の編集部で記者として働いていましたが、暢さんは“私、先に東京へ行ってるから”と言い残し、さっさと新聞社を辞めていなくなります。彼女を追いかけるようにやなせさんも上京し、漫画家となるきっかけをつかむのです」と二人の出会いを解説。
「こうして、暢さんは持ち前の行動力と飽くなき好奇心で、さまざまな職場を渡り歩き、手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男……などなど、才能豊かで個性的な人たちと出逢い、関わり合いながら、ちょっと気が弱くて自信のないやなせさんを励まし続けます。やなせさんの才能がいつか必ず開花することを信じていたパートナーの存在がなかったら、アンパンマンがこの世に誕生することもなかったかもしれません」とのぶの存在の大きさを明かし「“正義は逆転することがある。信じがたいことだが。じゃあ、逆転しない正義とは何か?飢えて死にそうな人がいれば、一切れのパンをあげることだ”これはアンパンマンの神髄であり、二人が逆境や失敗をいくつも乗り越えて、つかんだ人生のテーマです」と、「アンパンマン」のテーマを解説した。
2025年は、戦後80年を迎える。「二人が最も輝いていたはずの青春期、戦争が始まりました。やなせさんはたった一人の弟(千尋さん)を戦争で亡くしました。戦場にも日本中にも飢えて死にそうな人があふれていました。だからこそ、晩年になってアンパンマンを書かずにいられなかったのだと思います。おなかをすかせて弱っている人に自分の頭をかじらせて元気にするヒーローです」と、国民的ヒーローを重ね「初めは“自分の頭を食べさせるなんてグロテスク”とか“太っていてカッコわるい”と、まるで人気がなかったアンパンマンですが、たった一人、暢さんだけは応援し続けたのです」と、背景を明かした。
さらに中園氏は「アンパンマンが誕生するずっと前、小学生の私は、やなせさんと文通をしていました」とまさかの告白。「『愛する歌』という詩集に感動して手紙を送ったところ、すぐにお返事をくださったのです。何度かお目にかかったこともあります。やなせさんはいつもやさしい笑顔を浮かべ、“元気ですか? おなかはすいていませんか?”と声をかけてくれました」と明かし、「戦後80年、放送開始から100年目にあたる2025年、連続テレビ小説で、のぶと嵩のお話を書かせていただけることに、今、私は幼いころのように胸を高鳴らせています。ドキンドキンと──」と作品に込める思いを記した。
中園氏は日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務、コピーライター、占い師の職業を経て、88年にテレビドラマ「ニュータウン仮分署」で脚本家としてデビュー。徹底した取材を通じてのリアルな人物描写には定評があり、特に女性の本音に迫るセリフは多くの視聴者から共感を得ている。2007年に「ハケンの品格」が放送文化基金賞と橋田賞を、13年には「はつ恋」「Doctor-X 外科医・大門未知子」で向田邦子賞と橋田賞を受賞。その他の執筆作に「For You」「Age,35 恋しくて」「やまとなでしこ」「anego[アネゴ]」「下流の宴うたげ」「トットてれび」、連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」、「七人の秘書」「ザ・トラベルナース」など多数。
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