ジャニーズ最後の日…どうなるグループ名 各グループの現状は?「候補絞る」「番組名変更」業界に波紋

[ 2023年10月16日 10:43 ]

ジャニーズ事務所
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 故ジャニー喜多川元ジャニーズ事務所社長による性加害問題を受け、17日付で社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更することを発表したジャニーズ事務所。ジャニー氏との決別を誓った同事務所にとって、16日が“最後の日”となった。61年に渡る社名の変更に、社名を冠したグループや番組などが対応に追われている。

 故ジャニー氏による性加害問題を受け、これまで2度会見を行った事務所。最初の会見では「社名は維持」の姿勢を見せていたが、今月2日に行われた2度目の会見では、従来のジャニーズ事務所の社名は「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更され、被害者救済や補償に特化し、補償が終わり次第廃業すると発表された。また、東山紀之を社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。

 また、会見では「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」のグループ名や、スター予備軍の総称として親しまれていた「ジャニーズJr.」の呼び名について「すべて、ジャニーズとつくものはなくなります」と宣言し、ファンに衝撃が走った。

 グループ名変更を発表している「関ジャニ∞」は、有料ファンクラブサイトで公開された動画の中で、ファンから公募した中から「2つに絞った」と説明。「会社に確認中」と説明していた。

 同じく変更を発表している「ジャニーズWEST」は、重岡大毅が10日に行われたドラマ取材会の中で「名前が変わるっていうことに関しては、僕ら自分たちで話し合って、決めたこと。だからといって、パッパ、パッパと決めていける話でもない。(ファンの)声も聞きながらみんなで、決めている状態ですかね」と吐露。一方、中間淳太はテレビ番組で「ジャニーズWESTは特にチームという思いがすごい強い。僕たち7人、スタッフ、ファン全員でチーム。7人だけで名前を決めるのも、ファンに丸投げするのも違うなと思う。メンバーの中でもある程度決まっているものはあるんですけど、意見を全部見てから決めようと思ってます」と語っていた。

 「Sexy Zone」もファンクラブを通じ、グループ名を変更することを明らかに。「ジャニーズ」の名を冠していないグループによる改名発表は初めてで、中島健人は「今までも国外で活動しにくいことがあった。僕たちの未来を考えてポジティブな決断です」と意図を説明していた。

 また、「Hey!Say!JUMP」は、デビュー曲である「Ultra Music Power」に「J!Johnnys’」という声かけがあることから「今後一切歌わない」と宣言していた。

 他にも、「嵐」の二宮和也が主導して開設されたYouTube「ジャにのちゃんねる」も、チャンネル名を「“ジャニーズと付くものに配慮をしましょう”という感じだったんで。うちもそれに含まれるわけだから、変えていこうということになります」と、コメント欄で公募すると報告。

 さらに「ジャニーズ」の名を使用した番組も多く、MBSテレビは「関西ジャニ博」(土曜深夜1時28分)の番組名を「Aぇ!!!!!!ゐこ(ええこ)」に変更すると正式に発表。CS有料チャンネル、TBSチャンネル1で放送している「ジャニーズJr.ランドNEO」は、13日放送分から「ジュニランNEO」に変更された。

 また、ジャニーズ事務所の公式グッズを取り扱う「ジャニーズショップ」は、16日をもって営業を終了すると発表した。

 1962年の創業から61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板に、16日についに幕を下ろす。ジャニーズ事務所関連のサイトが次々と名称変更となるなど、歴史ある社名の変更は多大な影響を及ぼし、現在も対応に追われている。

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