加山雄三 谷村新司さん訃報に衝撃「正直混乱」 「サライ」共同制作「ありがとう、感謝の言葉しか…」

[ 2023年10月16日 16:20 ]

「サライ」の公開レコーディングを行う谷村新司さん(左)と加山雄三(92年撮影)
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 シンガー・ソングライター、谷村新司さんが8日に死去した。74歳。大阪府出身。葬儀は15日に近親者のみで営まれた。今年3月に急性腸炎で手術を行い、療養を続けていた。谷村さんと名曲「サライ」を手掛けた俳優で歌手の加山雄三(86)は自身の公式サイトに「谷村新司君の訃報に接して」と題したコメントを発表。「ショックと悲しみで正直混乱しています」と突然の訃報への衝撃をつづり、「一言だけ彼に伝えるなら、やっぱり『ありがとう』この感謝の言葉しか見当たりません」と悼んだ。

 「サライ」は1992年の日本テレビ「24時間テレビ」内で、エンディング曲を作る企画で制作。加山が作曲し、視聴者から募集した愛のメッセージを谷村さんが詞にまとめた。壮大なバラードはそれから30年、歌い継がれてきた。

 ♪サクラ吹雪の サライの空へ――。22年にコンサート活動の引退を発表した加山は、同年の「24時間テレビ」で“ラスト歌唱”。加山はいすに座って歌い、谷村さんがその肩を抱くようにしてデュエット。谷村さんが「感無量です」と涙すると、加山は「いい歌だよなあ」とうれしそうに語っていた。

 加山のコメントは以下の通り。

谷村君が亡くなったこと、先ほど知りました。
ショックと悲しみで正直混乱しています。

ちんぺいとは「サライ」をはじめたくさんの思い出があります。
ヤンチャーズ楽しかったよな。たくさんの場所で一緒に歌ったよな!
陶芸に誘ってくれた兄弟子でもあるし、いつもちんぺいには「加山さん勝負じゃないんだから!」って言われてたっけ。

ほんとの兄弟のように慕ってくれて一緒にいる時は本当にいつも楽しかったよ。
その兄想いの弟が先に逝ってしまった。

今、気持ちをまとめてくれと言われても、彼に伝えたいことはたくさんあって、言い切れないよ。
一言だけ彼に伝えるなら、やっぱり

「ありがとう」

この感謝の言葉しか見当たりません。

永遠の「サライ」を谷村くんと共に…

加山雄三

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