「どうする家康」大森南朋 座長・松本潤への思い「揺れていた時期も」酒井忠次&登与「素敵なラスト」感謝
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嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は15日、第39話が放送され、初回(1月8日)から徳川家康を支え続けた家臣団の大黒柱・酒井忠次(左衛門尉)の最期が描かれた。
<※以下、ネタバレ有>
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第39話は「太閤、くたばる」。茶々(北川景子)に拾(ひろい、のちの豊臣秀頼)が生まれた。徳川家康(松本潤)の説得により明との和睦を決めた豊臣秀吉(ムロツヨシ)だったが、石田三成(中村七之助)たちが結んだ和議が嘘だと分かると、朝鮮へ兵を差し向けると宣言。秀吉の暴走が再び始まった。都が重い空気に包まれる中、家康は三男・徳川秀忠(森崎ウィン)を連れ、京に隠居中の酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)を訪問。忠次から“最後の願い”を託され、悩む家康に、秀吉が倒れたとの報が届く…という展開。
文禄4年(1595年)、忠次は秀忠の願いに応え“えびすくい”を伝授。秀忠、井伊直政(板垣李光人)、そして家康も加わり、忠次の“ラストダンス”に花を添えた。
2人きりになると、忠次は家康を抱き締め「ここまで、よう耐え忍ばれましたな。つらいこと、苦しいこと、よくぞ、乗り越えて参られた」「殿が数数多の困難を、辛抱強くこらえたから、我ら、徳川は生き延びられたのです。殿、1つだけ、願いを言い残してようございますか」「天下を、お獲りなされ。秀吉を見限って、殿が、おやりなされ」――。
雪が舞う3カ月後。鎧を身にまとった忠次が縁側に。「殿から、出陣の陣触れがあったんじゃ。参らねば」と立ち上がった途端、地面に座り込む。具足を着るのを登与(猫背椿)が手伝うと、忠次は息絶えていた。登与は「ご苦労さまでございました」――。
慶長3年(1598年)、秀吉は主君・織田信長の待つ彼岸へと旅立った。
家康の脳裏には、忠次の言葉がよみがえる。
家康「天下人など、嫌われるばかりじゃ。信長にも、秀吉にもできなかったことが、このわしにできようか」
忠次「殿だから、できるのでござる。戦が嫌いな、殿だからこそ。嫌われなされ。天下を、獲りなされ!」
忠次の“最後のゲキ”。オープニングのテーマ曲が流れ、家康の頬を一筋の涙が伝った。
▼大森南朋コメント
――第39話の台本を最初に読んで
戦国時代の最期というと、戦で華々しく散るイメージもありますが、今回は老衰で死ぬという形でした(笑)。今作はあくまで家康を軸にした物語で、登場人物全員の最期を描けるわけではない中、あのような素敵なラストを描いてくださったことが本当にありがたいなと思いました。戦に出ようとするシーンも殿(家康)への忠誠心の強さからくるものだと思いますし、子を思う親のような気持ちで殿を見守り、支え続けてきた忠次だったので、最後に殿ときちんとお別れできる場面も作っていただけたのは、うれしかったです。
――忠次と家康、2人きりのシーン
役者としては御法度だと思いますが、忠次の殿への思いに加えて、僕の(松本)潤くんへの思いが乗ってしまったような気がします。ストーリー的にも殿や家臣団は家族のような関係性で描かれていますし、1年以上にわたる撮影期間を共に過ごしてきた中で、自然と潤くんへの思いも強くなっていたことにあらためて気づきました。「殿だからできるのでござる」「天下を獲りなされ」という台詞もあったように、忠次が殿の背中を押す場面でしたが、今回の忠次の言葉だけでなく、石川数正(松重豊)本多忠真(波岡一喜)夏目広次(甲本雅裕)など…殿を支えてきた家臣団それぞれの思いが、殿が築く天下の礎になっていくんだなと思いながら演じていました。僕としては、泣くシーンにはしたくないという思いはありましたけれど、その他、細かなプランは決めずに臨みました。
泣くと言えば…いつも細かなプラン立てはせずに臨むのですが、第34話で数正の出奔の真相が分かって家臣団が涙するシーンも、自分はあんなに泣くと思っていなかったんです。数正の出奔が寂しいのか松重さんに会いたいのか、自分でもよく分からなくなりました(笑)。やはり長く撮影していると、自分の中で役と役者がリンクする感覚になってきて。見てくださっている方よりも、僕の方が没入しているかもしれません(笑)。
――松本潤への思い
潤くんはひたむきに芝居と向き合う熱い気持ちを持った方なので、僕らもそれに全力で応えたいし、主演が抱えるプレッシャーを少しでも軽減できたらという思いでここまでやってきました。揺れていた時期も知っていますが、ブレることなく前だけ見て走り続ける意思の強さを持っている方ですし、男としてのカッコよさも見せてもらいました。潤くんのカリスマ性と、少しでも彼の力になりたいと思う家臣団メンバーと、皆の結束感と…普段の空気感が少なからず映像にも表れると思うので、そこは自然に表現できていたのかなと思います。忠次は亡くなりましたが、気持ちは変わらず家臣団のままで、徳川の行く末を最後まで見届けたいと思います。
次回は第40話「天下人家康」(10月22日)が放送される。
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