玉川徹氏 大阪万博建設費1・8倍「建設後に壊すんですよね…負の遺産と言われてる五輪でも使う人がいる」

[ 2023年10月4日 11:14 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が4日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。建設費の上振れが指摘される2025年大阪・関西万博についてコメントした。

 建設費は、当初は約1250億円だったが、その後、1850億円に膨れ上がり、関係者によると、さらに2300億円程度に増えるとみられる。会場建設費は国、大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する仕組み。3分の2が税金で賄われることになる。

 1250億円から1800億円に増えた2020年に当時の井上信治万博担当相(衆院東京25区)は「今回の金額は上限」、大阪府・吉村洋文知事も「これが増加の話としては最後」としていた。さらに上積みされて2300億円となる現状に、吉村知事は9月28日の会見で「建設費という意味では、ここが最後」と話している。

 玉川氏は「建設費2300億円ということなんですけど、これ建設して(万博が)終わった後、壊すんですよね。五輪に関して今、赤字が続いていくという負の遺産だっていう話があるんですよ。だけど、五輪の会場は使う人がいるんです。でもこれ(建設した万博の建物)はなくなっちゃうんですよ。それに2300億円ですかってこと、こういうのって、ハコモノをつくってみたいな昭和の発想をいつまでやるんだろうって、僕、これが決まった時に思ったんだけれども、まさにそれがこうやってまた問題をはらんできている」と指摘した。

 そして「例えば今、2300億円って言いましたけど、レインボーブリッジの建設費は1280億円ですよ。レインボーブリッジはずっと使えますよ。毎日、人が渡ってずっと役に立ちます。それの倍近いカネをかけて、なくしちゃうんですよ。こういうものは本当にどうなんだろうというのがまず1点」と疑問を投げかけた。

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