悔しい近藤七段 勝機を逃す 残り5局での挽回誓う

[ 2023年9月21日 05:09 ]

対局後、感想戦に臨む近藤七段(撮影・大城 有生希)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは20日、東京都渋谷区の将棋会館で開幕局となる羽生善治九段(52)―近藤誠也七段(27)戦を行い、先手の羽生が113手で勝利した。

 近藤が終局直後に悔やんだのは最終盤の局面。「うまい詰めろのかけ方があればよかったが、ちょっと秒読みで見えなくて。最後は何か勝ちの順があったと思います」と振り返った。

 羽生陣に連続攻撃をかけていた88手目と90手目。いずれも相手王の退路をふさぐ△2八金と打っていれば勝ち筋だったという。ところがその前に羽生の王頭への殺到を選択し、機を逃した。感想戦では羽生も「その手なら(自王の)受けはないですね…」と絶句しただけに悔し過ぎる。

 黒星スタートでも残りは5局。挽回に向けて「一生懸命頑張ります」と気を取り直していた。

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