日本テレビ スタジオジブリ株式取得で子会社化「世界に誇るスタジオをこれまで以上に支援していく」

[ 2023年9月21日 15:33 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビが21日、同日、取締役会を開き、スタジオジブリの株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。

 スタジオジブリについても、同日の取締役会で同局への株式譲渡の承認を決議したという。

  株式の取得の理由として、同局は「日本テレビは 1985年に『風の谷のナウシカ』(1984年、宮﨑駿監督)をテレビ初放送して以来、映画番組「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリ作品を放送し続けてきました。『魔女の宅急便』(1989年、宮﨑駿監督)からは映画製作に出資したのをはじめ、2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」の設立を支援するなど、長年にわたってスタジオジブリと歩みを共にしてきました」としたうえで「スタジオジブリは、国内はもとより、海外でも多くの人に愛される作品を生み出してきました。日本テレビは、この世界に誇るスタジオをこれまで以上に支援していくことが、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考え、同社の株式取得を決定しました」と説明した。

 これにより、同局はスタジオジブリの議決権の42・3%を自己の計算において所有することになり、かつ、スタジオジブリの経営面をサポートする契約を締結することで、同社を子会社化する予定とした。

 今回の子会社化のシナジーとして、同局は「株式取得を通じて経営面をサポートすることで、スタジオジブリはこれまで以上に『もの作り』に専念していくことが可能となり、新たな作品を生み出す土壌ができます」と見解。「『作品を大事にする』というスタジオジブリの価値観を尊重し続けてきた日本テレビだからこそ、今後もそのブランドの価値を永続的に守り続けていくことができる」としている。

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