俳優・岩崎ちえさん死去、92歳 1959年に第1回「新劇」演技推賞を受賞、劇団民藝演技部所属

[ 2023年4月12日 15:37 ]

 劇団民藝演技部所属の俳優・岩崎ちえ(いわさき・ちえ=本名・岩﨑智江)さんが3月31日午前5時55分、老衰のため神奈川県茅ケ崎市の病院で亡くなった。劇団民藝が発表した。92歳。葬儀は4月6日に家族葬で執り行われた。

 1952年久保栄作「五稜郭血書」で初舞台を踏む。1959年には、原源一作「漁港」大島由美役で第1回「新劇」演技推賞を受賞。数多くの舞台に出演し、「炎の人」には1969年から2000年までの31年間にわたり老婆役、タンギーの女房役で出演した。

 1930年(昭5)10月3日生まれ、東京都出身。鎌倉アカデミア演劇科を経て、1951年に入団、56年に劇団員となる。初舞台は52年久保栄作「五稜郭血書」。最後の舞台は2005年「火山灰地」玩具屋役だった。

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