菅井八段　三間飛車不発も次局は先手番「精いっぱい頑張りたい」

＜叡王戦5番勝負第1局＞対局を終え天を仰ぐ菅井八段
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　将棋の第8期叡王戦（不二家主催）5番勝負は11日、東京都千代田区の江戸総鎮守・神田明神で第1局が指され、3連覇を狙う先手の藤井聡太叡王（20）＝王将、竜王、王位、棋王、棋聖含む6冠＝が、挑戦者・菅井竜也八段（30）に147手で先勝した。

　18年の王位戦以来となるタイトル戦登場となった菅井は三間飛車を採用したが「（駒組みが）そんなに成功していないが、将棋としては仕方ない。（中盤で）▲3八飛と寄られる手が見えず、形勢を苦しく感じました」と悔しげに回顧した。

　持ち味の振り飛車は不発に終わったものの、次局は先手番。意気込みを尋ねられ「精いっぱい頑張りたい」とシンプルに締めた。