中村逸郎教授 プーチンを止めるのは「トランプ前大統領」と大胆予想「危険が高まったら会談する」

[ 2022年3月19日 12:24 ]

 ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が19日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に生出演。ロシアのウクライナ侵攻について語った。

 中村教授はロシアを止められる存在について、「救世主はトランプ前大統領」と驚きの発言。その理由について、「結局は米露で決着をつけるしかない。トランプ前大統領は民間人だからこそ活躍できる」と語った。

 今週水曜、バイデン大統領がプーチン大統領を「戦争犯罪人」と厳しい言葉で責め立てたことも踏まえ、中村教授は「プーチン大統領の孤立が心配。どんどん孤立して逆上して化学兵器を使ったり、最悪の場合は核兵器を使ったりする危険が高まっている」と指摘する。一方、プーチン大統領に歩み寄っているのがトランプ前大統領。先週木曜には米国のテレビのインタビューに「プーチン大統領とは馬が合った。彼のことが理解できる」と答えた。

 中村教授は「馬が合うと言うよりは、プーチン大統領からすれば、トランプさんは利用しやすいということ」と解説する。トランプ前大統領の狙いについて、「私の見方ですけど、第三次世界大戦の危険が高まったタイミングで、トランプさんがプーチン大統領と会談するためにモスクワに行くんじゃないか」と予想。「危険になればなるほど、トランプさんは自分の出番を待っている状況です」と述べた。

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2022年3月19日のニュース