露と同盟ベラルーシ大統領 ウクライナへ“警告”「近いうちに降伏文書にサインしなければならない」

[ 2022年3月19日 19:10 ]

 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、19日放送のTBS系「報道特集」(土曜後5・30)のインタビューに答え、ロシアから軍事侵攻されているウクライナへ警告めいた発言を行った。

 旧ソ連でロシアと国境を接し、現在も同盟関係にある同国は、ウクライナ侵攻に協力しているとして西側諸国からの経済制裁対象になっている。

 ルカシェンコ大統領は首都ミンスクにある独立宮殿で取材に応じ、「ロシアはウクライナに、プーチンはゼレンスキーに受け入れ可能な協定を提案しています。これは事実です」と述べた。その上で「もし(ウクライナの)ゼレンスキー大統領が提案に応じなければ、彼は近いうちに降伏文書にサインしなければならないでしょう。ウクライナはこのチャンスを逃してはいけません」と、ロシア軍による攻撃の激化を予測した。

 当初は短期決着とみられた軍事侵攻は、ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍の苦戦も伝えられている。それでもルカシェンコ大統領は「ロシアはこの戦争には負けません。協定が合意するまでは、ロシアが軍事作戦を止めることはありません」と、同盟国の意思を代弁するように述べた。

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2022年3月19日のニュース