プロ野球選手憧れの「推し棋士」はだれ?第2回球王戦、12日ニコニコ生放送で配信

[ 2021年12月9日 12:35 ]

プロ野球最強「将棋王」は誰だ!?12日ニコニコ生放送で配信
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 プロ野球選手で最強の「将棋王」を決める「プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、株式会社ドワンゴ主催)は、12日16時30分からライブ配信サービスのニコニコ生放送で生配信する。日本プロ野球選手会の全面協力のもと、中日・平田良介外野手(33)、巨人・丸佳浩外野手(32)、西武・山川穂高内野手(30)、DeNA・嶺井博希捕手(30)、楽天・西口直人投手(25)、ロッテ・安田尚憲内野手(22)がエントリー。熱戦を前に、出場選手たちが憧れる「推し棋士」を聞いた。

 まずは前年優勝者で“球王”のタイトル保持者である中日・平田。好きな棋士には「渡辺明王将(名人、棋王との3冠)」を指名した。昨年の第1回大会で交流を深め、渡辺が王将防衛を決めて3連覇を達成した際には「一度勝つだけでも凄いことですが、続けて勝てるというのはさらに凄いこと。また将棋を教えてください」と祝福のコメントを寄せていた。今回は自身の球王連覇が目下の目標だ。

 続いてロッテの若きスラッガー・安田は、「渡辺王将」に加えて「久保利明九段、羽生善治九段」を並べた。昨年は1回戦で敗退も、解説を務めた渡辺王将、久保九段に積極的に質問するなど短い時間でも棋力向上への意欲は誰よりも強かった。1年ぶりの“公開対局”に向けて「昨年のリベンジ!」と闘志を燃やす。

 巨人・丸は「米長邦雄永世棋聖、羽生九段、戸辺誠七段」を選んだ。自身を「振り飛車にあこがれる居飛車党」とするだけに、中でも戸辺七段の著書を読み込んで将棋の勉強を重ねているという。今年の第2回大会では「推し」の戸辺七段が解説を務めるだけに、初対面に胸を躍らせている様子だった。

 将棋歴18年という楽天・西口は「故・村山聖九段、羽生九段」を挙げた。村山九段は1998年に29歳で夭折した天才棋士。96年生まれの西口にとっては、残された棋譜や、村山九段を描いた小説や映画でしかその足跡をたどることができないが、球界屈指の将棋ファンとして第2回大会出場を志願。羽生世代を心のヒーローとする西口の活躍に注目したい。

 DeNA・嶺井から“推し”の申告はなかったものの、将棋歴は20年と今回の出場者の中で最長。第2回大会でも解説を務める最高峰タイトル「名人」保持者の渡辺王将との共演は必見だ。

 西武・山川は「羽生九段」の名を挙げた。今回は同郷の沖縄出身で“ハマのシーサー”強烈にライバル視している様子。「嶺井だけには負けたくない」と熱い思いを盤上にぶつける。

 プロ野球選手が活躍の舞台を球場から盤上に移して戦う「プロ野球最強将棋王決定戦」の模様は、ライブ配信サービスのニコニコ生放送で「プロ野球×将棋特番2021」と題して、12日16時30分より生配信する。

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2021年12月9日のニュース