小手伸也 「芝居は諦めよう」から人気俳優に…大泉洋らの言葉が転機に「僕はそんなに信用されていたんだ」

[ 2021年10月25日 08:05 ]

小手伸也
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 俳優の小手伸也(47)が24日、日本テレビの新番組「120秒のターニング映画(シネマ)」(後10・57)に出演。自身の俳優人生のターニングポイントについて明かした。

 人生が劇的に変わった瞬間=ターニングポイントを映画のような再現VTRで紹介。最後に本人が登場し、誰かが明かされるミニ番組。この日の再現VTRの主人公について「遅咲き個性は俳優」「43歳で家族を養うためアルバイト時代に決まった三谷幸喜の舞台」と紹介し、「その男、貧乏につき」のタイトルで“上映”された。

 主人公はこの時、バイト以外のスケジュールが久々に埋まった。「この舞台で結果を出せなかったら、芝居は諦めよう」と臨んだ舞台だった。舞台の最中、共演者の俳優・大泉洋(48)や女優・天海祐希(54)らとの飲み会で、大泉は「これが終わったらみんな忙しいの?」と質問。「映画の主演が決まっている」「この後、連ドラ」と共演者が口々にその後のスケジュールを話す中、主人公は「僕は何も決まってないんですよね」と苦笑。すると、共演者からは「え?なんで?」と声を掛けられた。この言葉こそが、主人公の人生のターニングシーンだったという。大泉からも「間違いなく忙しくなるでしょ」と言われ、その時は社交辞令だと思ったというが、実際にその舞台を終えると、月9ドラマ、朝ドラと立て続けに抜てき。あの時のみんなの予言が現実のものとなったという。

 エンディングで登場した小手は「僕が仕事がないことに対して、全員が『なんで?』って思っているということがすごく大きかったですよね。僕はそんなに信用されていたんだっていう」と感慨。「もう一度、皆さんと共演するために、一歩一歩自力を高めて頑張っていきたいと思います」と前を見据えた。

 小手は早大在学時に演劇サークルに所属。大学卒業後、「劇団innerchild」を主宰し、演技者としてキャリアをスタート。2016年に三谷幸喜氏が脚本を手掛けたNHK大河ドラマ「真田丸」での塙団右衛門役で注目を集め、翌17年に三谷氏の作・演出の舞台「子供の事情」に出演した。18年に「コンフィデンスマンJP」(4月期)、「SUITS/スーツ」(10月期)とフジテレビ“月9”ドラマへ立て続けにレギュラー出演。その後も、NHK連続テレビ小説 「なつぞら」(19年前期)への出演が決まるなど、次々に大きな役が舞い込み、遅咲きながら人気俳優の仲間入りを果たした。

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2021年10月25日のニュース