多部未華子「目を合わせるのも怖かった」監督の作品に初出演 起用理由は「“欲深さ”とは縁遠いから」

[ 2021年10月25日 08:00 ]

映画「流浪の月」に出演する多部未華子
Photo By 提供写真

 女優の多部未華子(32)が来年公開の広瀬すず(23)と松坂桃李(33)のダブル主演映画「流浪の月」に出演する。

 映画「フラガール」で知られる李相日監督作品に初参加。「事前に噂話を聞いており、目を合わせるのも怖かった」と明かしつつ「監督の前でお芝居をするとうそがつけないと思うところがたくさんありました」と振り返った。

 原作は昨年本屋大賞を受賞した凪良ゆう氏の同名小説で、誘拐事件の“被害女児”とされた女性と“加害者”とされた青年の再会を描く。多部は青年に思いを寄せ、寄り添う看護師役。李監督は起用理由を「親しみやすい容貌で“欲深さ”とは縁遠い印象だからこそ、愛する人の心に触れられない焦燥感をどうあぶり出してくれるか興味が尽きなかった」と語る。多部は「数少ないシーンで繊細な心情や苦悩を伝えるのが難しいですが頑張ります」と意気込んだ。

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