「おかえりモネ」最終回?再びOPタイトルバックなしの異例演出 最終週“濃密”スタート!コージー逃亡?

[ 2021年10月25日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第116話。耕治不在の永浦家の居間。(左から)龍己(藤竜也)、あいさつに訪れた菅波(坂口健太郎)、百音(清原果耶)、亜哉子(鈴木京香)(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は25日、第116話が放送された。第1部「登米・気仙沼編」が完結した第45話(7月16日)に続き、オープニングのタイトルバック映像(タイトルの題字や出演者・スタッフのクレジット)がない通常回としては“異例”の演出となった。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第116話は、百音(清原)がラジオの放送をしている間、菅波(坂口健太郎)と亮(永瀬廉)が話し込む。菅波の言葉により何かが吹っ切れた亮は、未知(蒔田彩珠)が待つ喫茶店へ。一方、菅波は今の百音との関係を耕治(内野聖陽)と亜哉子(鈴木京香)が理解してくれるのか、不安に陥る。百音は菅波を励ましながら覚悟を決め、一緒に実家へと向かう…という展開。

 未知と亮の気持ちが通じ合った後、永浦家に到着した百音と菅波。ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」による主題歌「なないろ」が流れ始め、「作 安達奈緒子」からクレジット表示開始。最後の「演出 一木正恵」まで表示され、そして、居間。耕治の姿がない。亜哉子は「ホントにすみません。急にさっき出掛けてっちゃって。銀行で何かあったとか」、龍己(藤竜也)は「逃げたんだろ」――。この日、タイトルバックがなかったのは“撮れ高”と尺の関係という。

 最終回を除く朝ドラ通常回のタイトルバックなしは、2019年前期の100作目「なつぞら」第114話(8月10日)、ヒロイン・なつ(広瀬すず)&坂場(中川大志)、夕見子(福地桃子)&雪次郎(山田裕貴)の結婚式が描かれた際にも採られた。

 昨年前期「エール」は主人公・裕一(窪田)が音楽慰問のためビルマ(現ミャンマー)に赴き、インパール作戦など戦争を真正面から描写。第88話(10月14日)から4話連続してタイトルバック映像と「GReeeeN」による主題歌「星影のエール」がなかった。

続きを表示

2021年10月25日のニュース