文枝 藤井2冠誕生に「天才以上のものを感じます。体に気をつけて」

[ 2020年8月20日 19:09 ]

藤井聡太七段のタイトル奪取を喜ぶ桂文枝
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 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局2日目が20日、福岡市の大濠公園能楽堂で指され、挑戦者の藤井が80手で勝利し、4連勝で王位を奪取した。7月19日で18歳となったばかりの藤井は、羽生善治九段(49)が持つ最年少2冠(21歳11カ月)、加藤一二三・九段(80)の最年少八段昇格(18歳3カ月)を18歳1カ月で更新した。

 落語家の桂文枝(77)は「3勝先行で迎えた王位戦。なんと手を緩めることなく千駄ヶ谷の受け師の受けをかいくぐって、積極果敢に攻めてなんと4連勝の王位獲得と八段。相手はまるで黒頭巾を思わせる黒マスク。暑かったんじゃないかなぁ。そんな木村王位を容赦なく仕留めた藤井二冠。おそるべし。18歳ならおやつに甘いものを頼みそうなのに、アイスコーヒーとジュース。水分補給をしっかりして、まるでコンピューターを誘導するかのように、素晴らしき頭脳で差し切った。涙です。すごい落ち着き。天才以上のものを感じます。体に気をつけて、まだまだ先へと上り詰めてください。おめでとうございます。藤井時代の幕開けと同時に、最後まで黒いマスクで戦った木村元王位も立派でした。能舞台のシテとなった藤井二冠。流石に脳が冴えていました」とコメントを寄せた。

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