藤井聡太棋聖「結果を残すことができたのは収穫」王位奪取で最年少2冠&八段昇段

[ 2020年8月20日 17:40 ]

第61期王位戦7番勝負第4局で対局中の藤井聡太棋聖(提供・日本将棋連盟)
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 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局2日目が20日、福岡市の大濠公園能楽堂で指され、挑戦者の藤井が80手で勝利。最年少で2冠を獲得し、同じく最年少での八段昇段が決まった。

 3連勝で2冠目に王手をかけていた藤井が1日目に封じたのは[後]8七飛成。ここで飛車取りに金を使わせたのきっかけに、守りの薄くなった木村の王をロックオン。その後は細かい攻めをつなげ、徐々にリードを広げて押し切った。

 藤井は終局後、「4連勝は自分の実力以上の結果だと思います」と控えめに勝利の喜びを語った。また、7月に獲得した棋聖の5番勝負も含め、「2つのタイトル戦に出ることができて、その中で結果を残すことができたのは収穫だったと思います」と振り返った。

 これまで最年少2冠は羽生善治九段(21歳11カ月)、最年少八段昇段は加藤一二三・九段(18歳3カ月)が保持していた。

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2020年8月20日のニュース