“お持ち帰り”山下智久は自粛…ジャニーズ事務所「自覚と責任に欠けた行動」亀梨和也は厳重注意

[ 2020年8月18日 05:30 ]

ジャニーズ事務所
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 ジャニーズ事務所は17日、未成年女性との飲酒の事実が確認されたとして山下智久(35)とKAT―TUNの亀梨和也(34)への処分を発表した。2人は相手が未成年との認識はなかったが、酒席に同席したことは認めているという。未成年女性との“密会”疑惑も持ち上がった山下は一定期間の活動自粛、亀梨は厳重注意となった。トップアイドルコンビの軽率な行動に猛省が求められる。

 ジャニーズのトップアイドルコンビ「亀と山P」の飲酒不祥事が表面化したのは今月7日。報じた文春オンラインによると、7月30日に山下と亀梨が東京・六本木のバーに飲みに行った。そこに、居合わせた3人の女性が加わり、そのうち2人が未成年の女子高生モデルだった。飲み会は翌31日午前4時ごろまで続き、その後、店を出た山下と女子高生1人がホテルで合流。約8時間にわたってホテルに滞在した。亀梨はそのまま自宅に戻ったという。

 ジャニーズ事務所は山下と亀梨に事実確認を行い、この日、その結果を公式サイトで報告。2人は、店に居合わせた女性と酒席を共にした事実は認めたが、相手には年齢を確認しており、事務所は「居合わせた方が積極的に年齢を偽っていた」とした。しかし、新型コロナウイルスの影響で社会全体の活動が制約される中、「自身の置かれた立場に対する自覚と責任に欠けた行動」だったと指摘。山下の自粛期間については「一定期間」とし、明言はしていない。2人の処分はホテルに行ったかどうかで差が出たとみられる。

 表面化から10日がたち、ファンの間では「処分されないのでは」という空気も漂っていた。なぜ、このタイミングで処分されたのか。「コロナ禍にお盆を挟んだこともあって、2人への事実確認、スポンサーや仕事関係者への説明に時間がかかったため」(関係者)という。また近年、ジャニーズでは飲酒不祥事が相次いでおり、今回も同様の不祥事であるだけに、タレントに厳しい姿勢を示さなければならないとの判断もあったとみられる。

 東京都の青少年保護育成条例では未成年との淫らな性交を禁じているが、相手が未成年であることを認識していなかった場合、法的な問題はない。ただ、今回は単なるタレントのスキャンダルではない。

 山下は海外ドラマにも出演し世界的に活躍。亀梨はスポーツ番組のキャスターを務めるなど、幅広い分野で活動している。最近は、グループの枠を超えたコンビの人気も再燃。今年5~6月に、2005年にダブル主演した連続ドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ)が再放送され、10%前後の視聴率を獲得。新型コロナの影響で中止になったが「亀と山P」の名義でドーム公演も開催する予定だった。

 経験を十分に積んだ30代半ばのトップアイドル2人が、未成年女性を相手に起こした飲酒不祥事。ファンもジャニーズも大きなショックを受けている。

 ▽亀と山P 「野ブタ。をプロデュース」では「修二と彰」名義で主題歌「青春アミーゴ」をリリース。ミリオンセールスを記録した。17年にはドラマ「ボク、運命の人です。」(日本テレビ)で再共演。「亀と山P」名義で主題歌「背中越しのチャンス」をリリースし話題になった。

 ◆山下 智久(やました・ともひさ)1985年(昭60)4月9日生まれ、千葉県出身の35歳。明大卒。03年にNEWSのメンバーとしてシングル「NEWSニッポン」でCDデビュー。05年、修二と彰の「青春アミーゴ」がオリコン年間チャートで1位を記録。06年には「抱いてセニョリータ」でソロデビュー。11年にNEWSを脱退。俳優としての代表作にフジテレビ「コード・ブルー」シリーズや映画「クロサギ」(08年公開)など。1メートル74。血液型A。

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