あだち充氏「MIX」も当面休載 葛藤も明かす「野球漫画を描き続けていいのか?」「一番の幸運は甲子園」

[ 2020年5月15日 17:15 ]

 累計発行部数750万部を超える漫画家・あだち充氏の人気野球漫画で、代表作「タッチ」の“続編的”作品「MIX」が、新型コロナウイルスの影響により、月刊漫画雑誌「ゲッサン」(月刊少年サンデー、小学館)6月号から当面、連載を休止することになった。15日、公式ツイッターなどで発表された。

 「MIX」は、あだち氏の代表作「タッチ」から約30年後の明青学園が舞台。血のつながらない義兄弟バッテリー、弟で投手の立花投馬と兄で捕手の立花走一郎が、上杉達也らを擁して以来の甲子園出場を目指す姿を描く。

 連載開始号(2012年6月号)は品薄状態となり、増刷も追いつかず。第1話は「ゲッサン」12年7月号と「週刊少年サンデー」(小学館)12年28号に再掲載された。

 1970年に「ナイン」、80年代に「タッチ」、90年代に「H2」、00年代に「クロスゲーム」、10年代に「MIX」を生んだあだち氏は「どれもこれも胸張って『野球漫画!』とは言いづらい作品達ではありますが、ま、、何にせよ漫画家あだち充にとっての一番の幸運はこの日本には甲子園(高校野球)があったという事なのです」と野球への思いを吐露。

 「そのありがたい野球が、そしてほぼ全てのスポーツが日常から消えてしまいました。ライブ、中継を楽しめないぼく達も残念ですが、選手の無念さを思うと、本当にやり切れません。人が集まる事を許さないこのやっかいな敵とどうつき合って行くのか?社会のルールは、どこまで変わってしまうのか?先の見えないこの状況で大歓声、大観衆の野球漫画を描き続けていいのか?等々…アナログ作画作業も含めて、じたばた考える時間をいただければと思っております。P.S.連載休止中の活動については改めて!」と葛藤も明かしながらメッセージを送った。

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