DIR EN GREY “100年ぶり暖冬”欧州ツアーに複雑 防寒具大量準備も…

[ 2020年1月27日 16:22 ]

満員の観客を集めたディル・アン・グレイのロシア公演
Photo By 提供写真

 25日からスタートしたヴィジュアル系ロックバンドDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)の欧州ツアーに“異変”が起きている。

 冬に北欧を回るということで極寒を覚悟していたが、初日(25日)のモスクワ、2日目(26日)のサンクトペテルブルクの両市には、あるはずの雪が無かった。

 ギターのDieは「東京より少し寒いくらい」と感想。それもそのはず。ロシア気象庁によると、モスクワでは17日の最高気温が4.4度と1925年以来、約100年ぶりに1月の観測史上最高となり、公園では真冬にもかかわらず自転車に乗る人やベンチに座る人もいるという。

 寒さ対策のため、防寒具を大量に用意したスタッフは「輸送経費が高いので楽な反面、もったいないなぁ」と複雑な心境を語っていた。

 1年半ぶりのモスクワ公演はキャパ2300人の会場Glavclub -Moscowを満員にしたディル・アン・グレイ。「TOUR 20 This Way to Self-Destruction」と銘打たれたツアーは北欧フィンランドや東欧ポーランドを含む全6か国10か所で開催される。

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2020年1月27日のニュース