相楽晴子 自給自足生活でたどり着いた“何もしない美しさ” 坂上忍へ呼び掛け「芸能界に疲れたら…」

[ 2020年1月9日 22:53 ]

相楽晴子(1991年撮影)
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 ドラマ「スケバン刑事II」などで知られた女優の相楽晴子(51)が9日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(毎週木曜後9・00)で、米ハワイ島での自給自足生活を公開した。

 相楽は1984年に芸能界入りし、「スケバン刑事II」の“ビー玉のお京”役でブレークを果たした。女優、歌手のほかバラエティー番組のMCを務めるなど幅広く活躍していたが、95年に渡米し米国人男性と結婚。長女出産後は女優業を休業し、2003年にハワイ・オアフ島へ移住した。オアフ島ではツアーガイドや撮影コーディネートをする会社を設立したが、昨年に仕事を休止して61歳の夫とハワイ島へ移り、電力会社が供給する電気を使用しない「オフグリッド生活」を送っている。

 野ブタも出るという未舗装の道を車で10分進んだ先にある“東京ドームのグラウンド1個分”の広大な土地と家を計1000万円で購入。「家じゃないよね。小屋だよ。全然豪邸じゃないです。屋根トタンだもん、壁もベニヤ1枚」という質素な家に暮らし、ゆくゆくは農園にしたいという土地で約40種類の野菜・果物を“お試し栽培”している。電気は、屋根の上に4枚のソーラーパネルを置き、8個のバッテリーに蓄電。水は雨水を貯水槽にため、ろ過して使用している。通信手段として最先端の「5G」ケーブルを敷いているが、テレビは「ない」。食事は自家製野菜などの“ほぼ自給自足メニュー”だが、夫のゲイリーさんは「ストレスなしの場所」と話し、相楽も「この生活の楽しさが長く続いていて、もっと発見があるから、まだ全然飽きていない」と現在の暮らしが気に入っているようだ。

 相楽が“第3の人生”を始めることを決断したきっかけは、長年「オフグリッド生活」を送っていた友人の姿だったという。「毎日お金を稼いで、入ってきたものは目の前を通り過ぎていく」ことに疑問を感じ、2年計画でハワイ島に移住。愛娘のジョイさんが高校卒業後にロサンゼルスへ旅立ったことがきっかけとなり、「今だったら(夫婦)2人だけの生活だからコストも下がる」と“お金を稼ぐより使わない生活”にたどり着いたという。

 今後は広大な土地に農園を造り、「森の中の植物は全部食べられる。ここに来た人は自分で収穫をして、料理したり食べたりジュースを作ったり…そういうことを楽しめる場所にしたい」と夢を語る相楽。ジョイさんが「The beauty of doing nothing」とハワイ島での生活を言い表すと、相楽も日本語で「何もしないという美しさ」とうなずく。最後はスタジオのMC坂上忍(52)へ向けて「芸能界に疲れたら我が家へ泊まりに来てください。癒してお帰し致します」と満ち足りた笑顔で呼び掛けていた。

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2020年1月9日のニュース