宇多田ヒカル SNSに「落とし物」を投稿する驚きの理由 自身の姿に重ね「目もくれられず…」

[ 2020年1月3日 23:24 ]

シンガーソングライターの宇多田ヒカル
Photo By スポニチ

 シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(36)が3日、TBS「マツコの知らない世界SP」に出演。およそ11年ぶりだというバラエティーの場で、自身のインスタグラムにあらゆる「落とし物」を投稿している理由を語った。

 宇多田は9年前から自身のインスタグラムやツイッターに「道端で見つけた落とし物」の写真を投稿。あまりにも異質なそのSNSに、自分のSNSだと信じてもらえないこともあるそう。

 初めて拾った物は、2010年に東京の歩道で見つけたセクシー系の割れたDVD。「裏面のキラキラした面が落ちていて、最初は通り過ぎたんですけど『あれ、何のCDだったんだろう』と思って戻ってみたら、これだったんです」と明かし、「気になったものを見に行って、こんな発見があってよかった!なんで落としたんだろうって、色々な妄想が膨らむ」と拾った時の喜びを語った。

 写真に残すのは「面白いなって思うもの、なんだかかわいそうだと思うものだけ撮ります」と厳選していると言い、落とし物に惹かれる理由については「本来あるべき場所ではない場所に置いていかれてしまった物に共感するから」と告白。落とし物に自身の姿を重ねているという。

 「申し訳なさそうというか、所在なさげで…本来たどるべきはずだった運命からこぼれ落ちてしまったという、予期せぬ出来事を甘受せざるを得ない、ただ置いていかれてしまった物、誰にも目もくれられずにいる物に共感するんです。私はいまだにコンサートで、歌い終わったときにふと、『ああなんでこんなにたくさんの人が私を見てるんだろう、何やってるんだろうここでって、毎回なって。ここは何、私はなんなんだろう』って思うんです」と熱弁した。

 これに対しては、MCのマツコ・デラックス(47)も「わかります、凄く。私も本来あるべき場所じゃないところに置かれたもんなんですよ。こんな華やかなスポットでべらべらしゃべるような立場じゃなかったわけですから」と胸中を明かした。

 一番テンションがあがる落とし物は「ばんそうこう」と明かし、別のフォルダで保存しているという。「地面がケガしてるみたいで愛しい」と独特の表現をすると、マツコは「そのまま歌詞にできそう」と感嘆していた。

続きを表示

芸能の2020年1月3日のニュース