NHK放送総局長 TVer参加に「触れて頂く機会を」 人気はやっぱりチコちゃん

[ 2019年9月18日 15:53 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
Photo By スポニチ

 NHKが在京民放キー局などが放送直後の番組を無料配信する共通サイト「TVer(ティーバー)」に8月から参加したことについて、NHKの木田幸紀放送総局長は18日の定例会見で「NHKの番組に触れて頂く機会を増やすため」と強調した。

 配信する番組を選んだ基準については「多様性を確保する観点で選んでいる」とした上で、同局のネット配信を考えながら「抑制的であることも必要と考える。効果を確かめたく様々な番組を検討している」とした。

 NHKは当面8番組を放送後1週間程度提供。対象番組は「バリバラ」(Eテレ)、「きょうの健康」(同)、「ダーウィンが来た!」(NHK総合)や「チコちゃんに叱られる!」の一部を再放送するミニ番組「チコっとだけスペシャル」(同)など。番組数を絞った理由を「受信料制度との整合性を図り抑制的にした」と説明。運用状況を見て番組の入れ替えなど検討する。

 このうち「チコちゃんに叱られる!」の10分バージョンは、NHKによると、TVer全番組のベスト20以内の視聴があったという。NHK側は「個々の(番組の視聴数について)具体的な数字については発表を控えさせていただく」としている。

 TVerは、放送後の番組を無料で見られる「見逃し配信」サービス。

続きを表示

2019年9月18日のニュース