老朽化の将棋会館が24年めどに移転 千駄ケ谷エリアのビル入居へ 連盟総会で決定

[ 2019年6月7日 22:05 ]

東京都渋谷区の将棋会館
Photo By 共同

 日本将棋連盟は7日、都内で通常総会(棋士総会)を開催し、老朽化が進む東京都渋谷区の将棋会館の移転・建て替え問題について、現在と同じ千駄ケ谷エリアに新たに建て替えられるビルに入居する形で移転を進めることを決めた。

 現在の将棋会館は1976年に竣工。近年老朽化が指摘されており、耐震工事を実施するなどして対処してきた。昨年6月に会館建設準備委員会が発足し、羽生善治九段(48)が委員長に就任。同じ場所での建て替えが法律上難しく、新会館を公募する案などとともに検討を進め、この日の総会での多数決により議決された。今後はビルの所有者と交渉し、連盟創立100周年の2024年をめどに移転を目指す。

 また役員人事では理事による互選で、連盟会長に17年2月に就任した佐藤康光九段(49)が再選された。任期は2年。

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