芦田愛菜 米津玄師ファンを告白…「心に響く曲」映画主題歌の魅力語る

[ 2019年5月9日 19:27 ]

映画「海獣の子供」の完成報告会見に出席した芦田愛菜
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 女優の芦田愛菜(14)が主人公の声優を務めたアニメ映画「海獣の子供」(6月7日公開)の完成報告会見が9日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われた。主題歌「海の幽霊」は米津玄師(28)が担当しており、この日の会場で音源が初披露。芦田は「米津さんが主題歌をやってくれると聞いて、すごくビックリして、どんな曲になるんだろうかと楽しみにしていたんです」と、耳をすました。

 もともと米津は原作者の五十嵐大介氏(50)と親交があり、以前から漫画を読み込んでいた。渡辺歩監督(52)は「今回の音楽は久石譲さんが担当してくださったが、さらに作品を最終的に総括するような主題歌がほしかった」と米津に依頼した経緯を説明。のびやかな歌声が印象的な壮大なスケールの、ゆったりとした楽曲に仕上がっている。

 米津作品について、芦田はこれまでも「すごく好きで、歌詞に魅力を感じてきいてきた」と明かした。「海の幽霊」については「『大切なことは言葉にならない』というフレーズがあって、言葉にならなくても、ちゃんと理解できるんだということが本当に心に響く曲です」と解説。渡辺監督も「多くを語らずとも大事なところは表現できる唯一無二のアーティストだと思います」と絶賛した。

 五十嵐氏による初の大作漫画の映画化。他人とうまく接することができない中学生の少女・琉花が主人公。ジュゴンに育てられた2人の少年、海と空に出会うファンタジーを描く。芦田は「(作品で描かかれる)命の起源、生命の神秘などは答えがあるようなものではない。見てくれる人が、その時に、からだ全体で感じたことを大切にしてもらえたら、うれしく思います」と話した。   

 海役は石橋陽彩(ひいろ、14)、空役は浦上晟周(せいしゅう、19)。ほかに、森崎ウィン(28)、田中泯(74)が共演している。

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