NHK ワースト視聴率の「いだてん」打開策は…「特効薬があれば逆にお聞きしたい」

[ 2019年5月9日 16:53 ]

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 NHKの上田良一会長(69)が9日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の視聴率について言及した。

 第16話が4月28日に、第17話が5日に放送され、平均視聴率はそれぞれ7・1%、7・7%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。第16話は大河ドラマ史上最低視聴率を記録した。これまでのワーストは「平清盛」(2012年)第31話(11月18日放送)の7・3%だった。

 上田会長は「視聴率で見れば、かんばしくないが、私は別の角度から楽しく見させていただいている。私は田舎が熊本の対岸の(長崎県)島原で、言葉が似ていて、生まれたときの育った言葉に近くて愛情を感じる。ストーリーは宮藤官九郎さんがいろんな工夫をされてつくっている芸術性の高い作品。視聴者の方々がそういうところを楽しんでいただけたらと思う」とコメント。

 打開策について聞かれた制作責任者は「今回の大河は近代もので、ほぼ無名の人物を描いていて、挑戦的な作品。特効薬的なものがあれば、逆にお聞きしたいですが、現場でも頑張っていて、どうやればうまく分かりやすいように伝わるかなど考えています」と答えた。

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