東山紀之で「砂の器」 殺人事件追うベテラン刑事役 フジで現代版にアレンジ

[ 2019年2月24日 05:00 ]

フジテレビ特別ドラマ「砂の器」に出演する(左から)柄本明、東山紀之、中島健人
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 少年隊の東山紀之(52)主演で、松本清張氏の名作「砂の器」がドラマ化される。フジテレビ開局60周年特別ドラマとして3月28日午後7時57分から約3時間の放送予定。Sexy Zoneの中島健人(24)、俳優の柄本明(70)が共演する。

 同作は天才作曲家が犯した殺人事件を巡るミステリー。被害者が事件前に東北なまりの「カメダ」という言葉を使っていたことを手掛かりに、ベテラン刑事が真相に迫る。人間の業を描く骨太な作品で、映像化されるのは7回目。今回は原作と異なり、身元不明の撲殺死体が発見される場所を2018年のハロウィーンに沸く東京・渋谷という設定にし、物語にアレンジを加える。

 東山がベテラン刑事役、中島が天才作曲家役、柄本がその父親役をそれぞれ演じる。

 現在撮影中。以前にも松本清張作品に出演経験のある東山は「『砂の器』は名作中の名作ですから、自分もこういう役が巡ってくる年になったのだなと感慨深いです」としみじみ。初共演となる中島へ「あぶり出される人間くささを彼がどう出してくれるのか、期待しています」とエールを送った。

 劇中でピアノの演奏シーンに挑む中島は「1日10分だったピアノの時間を3時間くらいにしたい」とやる気満々。音楽家役は04年にドラマ化された際に中居正広(46)が演じており「歴代で演じてきた先輩に負けたくないという気持ちもあります」と気合を入れた。柄本も「今回は現代に置き換えたテレビ版としてどのような作品に仕上がるのか、楽しみに見ていただければ幸い」としている。

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2019年2月24日のニュース