木村拓哉 視聴率報道に持論「じかに傷を受けるのは僕ら。痛みは当事者にしか分からない」

[ 2019年2月24日 08:35 ]

木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(46)が24日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。視聴率について持論を明かした。

 この日は35億円を超える大ヒットを記録している映画「マスカレード・ホテル」の鈴木雅之監督(60)と共演の女優・長澤まさみ(31)とともにトークを展開。鈴木監督と木村は同局の“月9”ドラマ「ロングバケーション」(1996年)からの20年以上の付き合い。24歳当時の木村について、鈴木監督は「イケイケだった」と表現。連続ドラマ2シーズン、2度の映画化もされた代表作「HERO」(2001年)でもタッグを組んでいる。

 鈴木監督は「『HERO』では、(木村のことを)はじめ怖ったんだよ」とポロリ。「(初回オンエア後、木村が)『なんかさ、おもしれーとか思っちゃったよ!』って言ったんです。『おもしろい』って言えばいいじゃん。なんかそのセリフをすごい覚えてる」と回顧。木村は「サイテーなやつですね。相当照れくさかったんでしょうね」と苦笑いを浮かべた。

 木村は数々の作品で高視聴率を連発し、“視聴率男”として一世を風びした。視聴率について、鈴木監督は「こだわらないほうがいいって言われるけど、気になるよね。視聴率を取りに行こうとか、興行収入を上げようとか考えてもダメ。“おもしろくしよう”って思わないといけなくて、おもしろくすることが結果として興行収入につながったり、視聴率につながると思っていないと」としみじみ。長澤も「視聴率が高ければ高いほど、うれしいなという気持ちにはなる」と応じた。

 木村は「当事者なので、第1者、第2者じゃん、僕ら。じかに傷を受けるのは僕ら。第3者が言う視聴率って、『なんか脱臼したらしいよ』ぐらいの(感覚)。脱臼の痛みって第1者、第2者しか分からない。そのズレ、温度差は間違いなくあるんだろうなと」と持論を展開。ただ「良かったら良かったで、現場のエネルギーになるし」とも。「その時の“20%超え好発進!”“好スタート”とか、文字面にする第3者と、当事者の俺らとは多少のズレはあるんだろうなというのは、いつもある」と思いを明かした。

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2019年2月24日のニュース