武田黄門第2弾 5月スタート、九州復興の旅へ 熊本城、原鶴温泉など巡る

[ 2019年2月23日 05:30 ]

「水戸黄門」に出演する(前列左から)財木琢磨、武田鉄矢、荒井敦史、(後列左から)吉本実憂、津田寛治、篠田麻里子
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 “武田黄門様”が1年半ぶりに帰ってくる。俳優の武田鉄矢(69)が水戸光圀を演じ、BS―TBSで2017年に放送された「水戸黄門」の第2弾が同局で放送されることが決まった。5月19日から毎週日曜午後6時に放送される。

 黄門様ご一行が旅の途中で悪人を懲らしめていく、おなじみ勧善懲悪の物語。前作の放送終了後、同局には復活を望む手紙やメールが多数届いた。待望の新作に武田は「いよいよ本当の水戸黄門が始まった気がします。第2弾もぜひお楽しみいただけると思います」と自信を見せた。

 前作は復興がテーマで、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北の太平洋沿岸部が舞台となった。今作も復興を後押しし、16年の熊本地震、17年の九州北部豪雨と災害が続いた九州を旅する様子が描かれる。

 水戸光圀のもとに福岡藩から農学者が40年かけて書いた「農業全書」が世に出るとの手紙が届き実物を見るため九州へ向かうというストーリー。作中で震災前の熊本城が映し出されたり、豪雨の影響を受けた福岡・原鶴温泉に立ち寄ったりする。

 福岡県出身の武田は「海援隊のコンサートツアーでも水戸黄門の話をするのですが、会場から拍手をいただくなど、反響を感じております。今回の舞台は自分の郷里の九州ということで、劇中でも地名を聞くとその風景が浮かびます」と、地元を巡る物語に気合は十分だ。

 ≪実憂姫が加入、麻里子くノ一は“改心”≫第2弾では黄門様ご一行に吉本実憂(22)演じる吉姫と、篠田麻里子(32)演じるくノ一・詩乃が加わる。吉本は「小さい頃に紋所を出すときのセリフを完璧に覚えた」という水戸黄門ファンで「出演できて素直にうれしいです」と喜んでいる。篠田は前作では黄門様の命を狙う敵として登場したが、今作では改心。2人とも福岡県出身で、地元を旅する物語を楽しみにしている。

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2019年2月23日のニュース