月9「トレース」副題“科捜研の男”の狙い 草ヶ谷P「逆手に取って」「上司に懇願」

[ 2019年1月21日 08:30 ]

テレビ朝日の長寿ドラマ「科捜研の女」が連想されるサブタイトルも話題の“月9”「トレース〜科捜研の男〜」(C)フジテレビ
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 関ジャニ∞の錦戸亮(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(月曜後9・00)が初回の平均視聴率12・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。テレビ朝日の長寿ドラマ「科捜研の女」が連想されるサブタイトルも話題。同局の草ヶ谷大輔プロデューサーに副題の“命名秘話”や企画意図について聞いた。

 原作は、累計40万部を突破した人気漫画「トレース〜科捜研法医研究員の追想〜」。原作者の古賀慶氏は実際に鑑定をしていた科捜研の元研究員。科学捜査研究所(科捜研)を舞台にしたサスペンスで、月9初主演の錦戸が陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員・真野礼二、月9初出演となるサスペンスの帝王・船越英一郎(58)がベテラン刑事・虎丸良平、昨年10月クール「SUITS/スーツ」から月9連投の新木優子(25)が新人研究員・沢口ノンナを演じる。

 ――ズバリ「科捜研の男」とネーミングした意図を教えてください。

 「古賀先生の『トレース〜科捜研法医研究員の追想〜』という原作をドラマ化するにあたり、私が真っ先に考えたのは、視聴者の皆さまにどのようにこのドラマを訴求していくかということでした。やはり“科捜研のドラマ”といえば、超長寿・人気番組であるテレビ朝日さんの『科捜研の女』が多くの視聴者の皆さんの中にあります。その中で、フジテレビが“このドラマは『科捜研の女』とは違うんです”などとテレビ朝日さんの裏に回ったとしても“科捜研のドラマ”というだけで、どうしても比べらてしまうのは当然だと思いました。そこで僕は逆手に取りました。むしろ、このドラマは“科捜研のドラマ”で“主人公は女ではなく男”なんですということを真正面から前面に打ち出して、このドラマを訴求していく方が視聴者の皆さまにこのドラマをご理解いただけるのではないかと思い、私が上司に懇願し、決定に至りました」

 ――脚本は緻密で繊細な感情表現に優れ、ドラマ「鍵のかかった部屋」「人は見た目が100パーセント」や映画「プリンセス トヨトミ」「本能寺ホテル」などを執筆した相沢友子氏。メーン演出は独特の映像や世界観を構築し、ドラマ「LIAR GAME」「鍵のかかった部屋」「信長協奏曲」などを手掛けた松山博昭監督。2012年4月期「鍵のかかった部屋」、17年4月期「人は見た目が100パーセント」に続く相沢氏&松山監督の再タッグになります。

 「今回、私が最も大事にしたいと思ったのは、番組のパッケージと世界観でした。私の頭の中で当初から漠然としたイメージで、ただひたすら依頼された資料を鑑定する科捜研の主人公と、事件を追って物語の事件軸を展開させる刑事。そして、視聴者の目線になって感情移入しやすい新人研究員のヒロインという“3人トリオ”というのがありました。この年齢も経歴も性別もバラバラな3人がトリオを組んで事件を解決に導いていくというパッケージを実現していく上で、1年前に『人は見た目が100パーセント』という作品で女の子の3人トリオ(桐谷美玲、水川あさみ、ブルゾンちえみ)を一緒に作らせていただいた脚本の相沢さんと演出の松山監督とともに新たなトリオを作りたいと思ったのがきっかけです。また、当時、私がアシスタントプロデューサーで携わっていた『鍵のかかった部屋』(嵐・大野智主演)も相沢×松山で創り上げたトリオでした。相沢さんの脚本には真野(錦戸)・虎丸(船越)・ノンナ(新木)3人それぞれのキャラクター造形や心理描写などが繊細に描かれており、その脚本を唯一無二の独特な世界観を持つ松山監督が演出すると不思議な化学変化が起きるのです。それを自分自身もハラハラドキドキしながら楽しんでいます」

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