宮崎知事選、騒動の苦情でとろサーモンの写真使わず 銅像も撤去

[ 2018年12月13日 19:01 ]

宮崎市出身の人気お笑いコンビ「とろサーモン」が宮崎県知事選の投票を呼び掛けるポスター
Photo By 共同

 宮崎市出身の人気お笑いコンビ「とろサーモン」のメンバーが不適切な発言をする動画がインターネット上で拡散し、苦情が寄せられた騒動を巡り、宮崎県選挙管理委員会は13日までに、県知事選(23日投開票)の選挙公報や新聞広告に掲載する予定だったとろサーモンの写真を差し替えた。

 県選管によると、告示日の6日から、投票を呼びかけるとろサーモンが出演するテレビCMが流れると、「ふさわしくない」といった苦情が県に相次いで寄せられた。担当者は、差し替えの理由を「選挙への悪影響を考慮した」と語り、対応に大わらわの様子だ。

 県選管は若者の投票率向上を目指し、若年層から人気のあるとろサーモンを投票啓発のキャラクターに採用していた。

 選管は随時配布する選挙公報と、16日に掲載予定の新聞広告について、2人の写真を宮崎市にある県庁本館の写真に差し替えた。投開票日の前日に出す新聞広告も、写真の差し替えを検討する。

 とろサーモンは昨年、漫才コンクール「M―1グランプリ」で優勝。動画では、M―1グランプリの審査員を務めるタレントについて「くそが」などと批判していた。県は、宮崎市にある物産館に2人をモデルにした銅像を置いていたが、騒動を受けて13日撤去した。

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2018年12月13日のニュース