舘ひろしのラグビー愛 「俺」「おまえ」に戻れる高校時代のチームメートたち

[ 2018年9月20日 10:30 ]

ラグビー好きとして知られる舘ひろし
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 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕まで20日で1年。アジア初開催となる大会を中継する日本テレビは先日、番組スペシャルMCに上田晋也(48)、スペシャルサポーターに櫻井翔(36)、そして応援団長に舘ひろし(68)の就任を発表した。

 ラグビー好きとして知られる舘。テレビの関連番組でみせる笑顔には、開幕を心待ちにしている思いがあふれているように感じる。「すごく楽しみ。W杯が日本で開催されることは、すごいことですから」。先日、舘を取材した際、こう力を込めて話してくれた。

 高校時代はラグビー部で主将。そのラグビー愛は今も衰えてはいない。朝、起床後に映画や録画してあるスポーツ番組などを見るのが日課という。ゴルフ、F1、もちろんラグビーも欠かさない。

 高校時代のチームメートとは今も交流が続いているという。「名古屋に帰ると、いまだにラグビー部の連中と会います。一緒にゴルフしたり。その時がやっぱり一番笑いますね。“俺”“おまえ”になるから。そういった時間って大切。楽しいですよね」。今でもプレーすることはあるのか聞くと「骨が折れちゃいますし、5メートル走ったら倒れちゃいますよ」と笑った。

 前回15年のイングランド大会で、日本代表は南アフリカを破る快挙を成し遂げた。「五郎丸(ポーズ)」がその年の新語・流行語大賞でトップテン入りするほど盛り上がりをせた。いよいよ来年に迫った日本大会は12都市で行われる。札幌市、釜石市、熊谷市、調布市、横浜市、袋井市、豊田市、東大阪市、神戸市、福岡市、熊本市、大分市。多くの被災地が試合会場となっている。世界のプレーが被災者に元気を与えてくれればと願う。ラグビーW杯を語る舘の言葉を聞きながら、そう思った。(記者コラム)

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2018年9月20日のニュース